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思考を巡らせるもどこを取っても良い未来は浮かばないなんて思えばこの考えは辞めようと思い頭を横に振った。
『…とっともかく!!私は凪が嫌がる事はしたくないし、それにサッカーはして欲しくない。』
「なんでだよ…お前サッカー好きだよな?」
『…好きじゃない。』
なんでバレてるの…。
いや、そんなバレるような事1度も発してない。
学校でだって有紗としかサッカーのことは喋らないし。
「…嘘つくなよ、お前霧崎と楽しそうにプロサッカーの話してたじゃねぇーか」
筒抜けじゃない…。
もうこれはシラを切るしかないわ。
『…知らない。』
「お前なぁ…」
むむむっと2人で睨み合っていると2人の顔の間に大きな手が降ってきた。
「なにしてんのー?」
「『凪っ!!』」
玲王とAはハモってそばに立っている相手を見た。
「わぉーハモってる。いつからそんな仲良くなったの?」
『なってないっ!!ほらっ凪日誌書けたから帰るよっ!!』
凪に日誌を押し付けると手元にはいっぱいのプリントを持っていた。きっとサボった罰の課題だろうとすぐ理解した。
「えー俺疲れたからちょっとお昼寝してから帰る。」
そう呟くと手に持っているプリントを自分の机の中にしまうと頭をAの肩に乗せて無言のおんぶの圧力が掛かった。
『ちょっと凪!!それ今日のサボった罰の課題でしょうッ!!ちゃんと、持って帰って…もう頭乗せないで190cmのアンタを私はもうおんぶ出来ないんだってば』
「…えー」
ケチと呟く凪を見て本当マイペースなんだからと思えば
2人の掛け合いについていけない玲王の方を見た。
『私、絶対にアンタとは仲良くなんないからッ!!』
凪の机の中に入ったプリントを出して鞄にしまいAは凪の手を取って教室を出た。
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蝶華(プロフ) - ひちゃさん» コメントありがとうございます。そう言って頂いてとても嬉しいですっ*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*ちょっとずつ更新して行くので見届けてくれると嬉しいです。 (2023年1月4日 7時) (レス) id: a17d0f1e26 (このIDを非表示/違反報告)
ひちゃ(プロフ) - 初コメ失礼します。凪との関係性も玲王との距離感も全部最高の神作品でした、、、!無理せず更新頑張ってください! (2023年1月3日 23時) (レス) @page12 id: abb55eea3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蝶華 | 作成日時:2022年12月31日 7時