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｢なんでだよっ！！｣
そんな返しがあるかと言わんばかりの顔で机をばんっと叩いて乗り出してきた。
『当たり前でしょうっ！！凪がこんな小さい頃から知ってるのよっ！！あのめんどくさいしか言わないあの子を説得なんて無理ッ！！わたし、凪に嫌われることはしない主義なの。』
指先で豆粒を表現しながらAは睨み合いでは分が悪いと思いもう自分の出せる精一杯の声量で返した。
玲王はそんな小さいわけねぇだろみたいな顔をしながらもなるほどっと考える素振りをした。
『それに、ついさっき初めましての人なんかの頼み事なんてきけないから。』
そう言い切るとAは途中まで書きあげてた日誌をまた書き始めた。
ここまで言えばこの人だって諦めるでしょ。
もう2年生だし、凪と一緒にサッカーするのに時間を費やすよりも他の人に当たった方が早い。
勝ったなんて思えば書き終えた日誌を提出しようと立ち上がると玲王も一緒に立ち上がり玲王がニヤッと笑った
彼の発言はAの予想の斜め上を駆け巡った。
｢じゃあ、俺お前と仲良くなるわ。｣
『なっ…』
｢そうすれば、まぁなんとか説得までとはいかねぇーけど凪のこと取り持ってくれるだろ？｣
にっと笑う玲王を見て顔が引き攣った。
あんな事言うんじゃなかった。
…でも考えてみれば凪っていつも独りだし。
男友達と一緒にいるところなんて1度も見た事ない。
もしもこの人が凪の友達になったら…？
ダメだ、今以上に凪がダラけて行く未来しか見えない。
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蝶華(プロフ) - ひちゃさん» コメントありがとうございます。そう言って頂いてとても嬉しいですっ*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*ちょっとずつ更新して行くので見届けてくれると嬉しいです。 (2023年1月4日 7時) (
レス) id: a17d0f1e26 (このIDを非表示/違反報告)
ひちゃ(プロフ) - 初コメ失礼します。凪との関係性も玲王との距離感も全部最高の神作品でした、、、！無理せず更新頑張ってください！ (2023年1月3日 23時) (レス) @page12 id: abb55eea3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶華 | 作成日時：2022年12月31日 7時
