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目覚め ページ6

Aside



『………………』



うっすら目を開けると白い天井



どこだろうなんて考えるがしばらく運動どころか独房の中でも歩いてなかったから上手く体が動かせない




『っっ!』



それでも体を動かすと腕には点滴が打たれている




『病院?』



と思うが、明らかに柔らかすぎるベットと近くに置いてある何者かの私物で病院でないことだけわかる




枕元に置いてある写真立てをみると




『これ…………』




それはThe Dirty Dawgと私が撮ったたった1枚、最初で最後の写真




自分に着せられている服をみてここが誰の家かが1発でわかる





あの日、





あのテリトリーバトルの日





嫌という程目に焼き付けた彼のアロハシャツ





『アロハシャツって私的にださいと思うんだけどなぁ……』






点滴引っ張り、それに体重をかけながら覚束無い足取りでドアの前までくる




微かに聞こえる声からこの扉を開けたら誰に会うのかなんて一目瞭然だ





『大丈夫……大丈夫だから』




震える手に力をこめ私はドアノブを引いた








ドアを開けた先には____

当たり前→←長い長い夢の先は



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作者名:愛音 | 作成日時:2019年6月23日 22時

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