裏切り者？【The Dirty Dawg】 (ページ18)

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はじめまして【一郎編】ページ18

Aside

例えば最初の出会いはあまりにも数奇なもので

第一印象は幼いな、と思っていた

それから年下のくせして、頼りになる時もあればまったくもってならない時もあって

そんなまぁいわば弟として可愛がっていたんだが…………

一「ほら、いいたいことあんだろ？二郎、三郎」

こいつがお兄ちゃん面してるのをみると笑いが止まらないものだ

『いっ、一郎がお兄ちゃんしてる…………！！』

お腹を抱えてヒーヒー笑ってる私を呆れた表情で見つめる一郎

『あの時と全然違う〜！！』

ついに女子なんて定義捨ててきました！とでもいうようにアヒャヒャヒャヒャと笑う

二「兄ちゃん……こいつが本当にFaith HHなのかよ…………」

三「それは同意するよ二郎」

なんか冷めた目をされてんだけど

『それで、なんでここに来たんだっけな？』

元の本題を思い出す

一「俺の弟たちがAが中央区に行かせたきっかけになったのを悔やんで謝りたいっていったんだよ」

『あー！そだったそだった』

まぁ、謝罪とかどうでもいいんだけどなぁといえば急に頭を勢いよく下げる二人

『えっ』

二三「「すみませんでした！」」

その姿は本当に申し訳ない気持ちが伝わってきて私はそんなに気持ちを真っ直ぐ伝えてくれる彼らを救えてよかったと思う

『まあまあ気にすんなって少年！』

そういって近づいて頭を撫で回してやると目を丸くする二人