4 ページ35
Aside
『ちょ、ちょっと待って!!』
と声をかけるが左馬刻はどんどん進んでいく
顔の辺りまで水がきてやばっ、と思ったら腰元に手を回され抱き抱えられる
『わわっ!!』
と慌てて左馬刻の背中に手を回したらそれでもお構い無しにどんどん暗い方へと進んでいく
装飾のされていない本当に暗いところへ連れていかれたかと思ったら急に立ち止まる左馬刻
『えぇと、左馬刻?どうかしたの?』
と恐る恐る聞いてみると私の腰に巻き付けていた腕の片方で私の後頭部を抑えぐいっと引き寄せられる
『えっ、ちょ!…………んっ!』
首に吸い付くこの感覚はいつも体を重ねるときに左馬刻が付けるもので
『ちょっ……なんでいまっっ』
今独占欲を示すそのマークを付けなくてもいいじゃないか、と思うが抑えられている後頭部のせいで身動きが取れない
左「っは!これで少しは警戒心もったか」
とようやく唇が離れたかと思ったらそう言われるので
『別に今さっきだってもってましたよ』
とむすくれて返すとその返答が気に入らなかったのか後頭部に回していた手を背中に動かして
『………………っ?!』
上の水着の背中のリボンをしゅるりと取った
『ばっ………かでしょ?!』
と慌てて直そうと左馬刻に回していた手を離したらふらついて結局結び直せなくなる
左「人すくねぇからいいだろ」
といって彼はリボンを解いた手で私の胸へ手を動かしてくる
『ちょっ…………人来るかもっっ!!』
と突如やってきた快感に声を堪えながら言い返すと
左「だからここには人いねぇから声聞かせろや」
なんて、人が来たら本当にどうするんだか
お風呂の中でヤったことあるならまだ耐えられるんだろうけど私はそんなことしたことないし
何よりも見られるんじゃないかという不安が変な感覚にさせてくる
今すぐ左馬刻の元を離れたいけど泳げない私は最悪なことに左馬刻に回した自身の手を離すことが出来ない
洞窟プールに人が来ないことをいいことにさっきから激しく触ってくるその手にいいようにされている
『〜〜っっっ!!』
軽い絶頂を果たしぐったりと左馬刻にもたれ掛かると彼は背中の紐をリボン結びしてまた腰元へ手を回す
『…………まじで……バカじゃないの?』
と息絶えだえに言えば、けどお前も気持ちよかったろ?なんて返される
328人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛音(プロフ) - 鈴菜さん» 面白いと言ってくださりとても私もうれしいです!次回作はThe Dirty Dogにするかまた左馬刻にするかで検討中ですね笑笑 (2019年6月2日 11時) (レス) id: 68c7d180f7 (このIDを非表示/違反報告)
愛音(プロフ) - かまぼっこさん» 一応さらに続編は考えたのですがこのシリーズはこれで終了にしようと思いました。ご愛読ありがとうございました! (2019年6月2日 11時) (レス) id: 68c7d180f7 (このIDを非表示/違反報告)
愛音(プロフ) - あきほさん» 私の趣味全開だったんですけど気に入ってもらえてとてもうれしいです!ありがとうございます! (2019年6月2日 11時) (レス) id: 68c7d180f7 (このIDを非表示/違反報告)
あきほ(プロフ) - 最高でした!もうヤバイです!すごく嬉しいです! (2019年5月26日 18時) (レス) id: 2fed114d50 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼっこ - 完結したんですね!とても面白かったです!!これからも頑張って下さい! (2019年5月25日 15時) (レス) id: 5d810f2938 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:愛音 | 作成日時:2019年5月6日 17時