【d!】推してダメだから引いてみる【sha】

３１話 ページ31

スキンシップが多い5日間を死にそうになりながらも過ごし終えやっとの事ながらやって来た文化祭



いつも以上に校内は賑わっており、開始の花火が上がったと同時に客寄せや声掛けが響き渡る




｢うへぇ、、相変わらず凄いな、｣



私はと言うとシフトの時間なのには変わりないが、客寄せしてこいとの事でプラカードを持ちながらメイド服でそこら辺をトコトコ歩いてますね


1人だったらね。もう好き勝手色んなところに歩いて行けるけどさ。


1人じゃないんですね。




｢お嬢さん良かったら私たちのクラスに来ませんか？｣



"えー、お兄さん超かっこいいね！行く〜"


"お兄さんが対応してよ！"


"指名も出来るみたいだし、お兄さん名前は？"



｢シャオロンと申します。申し訳ありませんがもう暫くは外に居なければなのでお嬢様方また後ほどお会いしましょう｣




そう。シャオロン君とね。回ってますね。
いや回ってない、客寄せだ
クソちびロボロ君にお前ら2人で行ってこい！なんて強引に廊下に押し出されました。



絶対許さない



聞いてわかるだろう。あの執事になりきっているシャオロン君。顔も良ければ笑顔も素敵。
世の女性がほっとくか？否、そんなことあるわけが無い！！



さっきからあんないい感じに客寄せしてくれているもんだから彼の周りには女性で溢れかえっていた



私からしたら？？
誰よその女ァ！！！！！


状態なんですけどね。
いつも通りに戻ったのか、今日のシャオロン君は以前みたいにちょっと素っ気ないというか対応が塩になりました。悲しいです。

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