9 ページ10
.
それにしてもあの人、天使のわりにはちょいちょい腹黒いし、思春期の男子みたいにアホなことしてるし、かと思えば何でもしてくれるし、何よりエンジェルスマイルされるとやっぱり天使だし、ギャップありすぎて全く掴めないな.....
ごめんねの意味を込めて(本当は小腹が空いていたので)ラーメンの準備をしつつ、ジェノくんがお風呂から上がったので、私もお風呂に入った。
そして今私は何故か彼にドライヤーをかけられている。
それくらい自分でできるし！
と最初は嫌々だったが、すごくふわふわサラサラーになったので、悔しいけど明日もやってもらおー(チョロい)
「「いただきます」」
2人で同時にラーメンをすする。あったかい。
なんでだろう、ちょっとだけ、うれしい。
ちなみに私が好きな卵をほぼかっさらったら、ちょっと不機嫌な顔してて可愛かった。
JN「そうだ、マジで嫌だけど明日会いに行こうよ」
ジェノくんが人間になるために、天使さんに合意して貰わないといけないんだけど、特にヘチャンさん？が直接会わせろ、とうるさいらしい。
明日は月曜日だけど、今日仕事があったので明日は休みだ。
まあ私も少し気になるし、行ってみるか。
時計を見ると午前1時を回っていた。
さすがに疲れたな.....寝よ.......
適当に食器を片付けて身支度を終わらせ、ユナが泊まりに来た時用の布団を出した。あとは寝るだけ。
「ジェノくんがベットで寝てくださいね。じゃあおやすみぃ.....あ」
JN「あ！今敬語使ったでしょ！今日は僕と一緒の布団で寝ようね♡」
あああ、何やってんだ私のバカな口が。
絶対に私の心臓がもたないので、なんとかお願いして、手を繋ぐだけにしてもらった。
あー、助かった。
これでなんとか休めるぜ。
んなわけあるか！！！
どんだけ天使っていう安心感あってもビジュアルは男だ！しかもかなり美形の！
止めて！私の心臓！落ち着け〜！！！
せめてジェノくんには伝わるな.....！！
私はギュッと目を瞑り、何度も心の中でお経を唱え、なんとか意識を逸らした。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 474人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「NCT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ララリ | 作成日時：2021年1月17日 14時
