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そうこうしながら、私のマンションに着いた。
JN「お邪魔しま〜す」
男の人を家に入れたのは弟以外初めてだ。ていうか男の人なのか...？その、一応、あれがついてるから、男とかその類なんだろうけど、人間界では人という扱いになるのだろうか.......？
流石に裸ではまずいので、適当にオーバーサイズのパーカーとパジャマを着せた。
「えへ〜Aちゃんの服ってすごくいい匂いなんだね」
外は寒くて凍え死にそうだったので、お風呂を沸かして、たまたま貰ったマグカップ2つにホットココアを注ぎ、やっとの思いで落ち着くことができた。いや、内心まだソワソワしてる。
「あ、そうだ、お粥作ってくれたのってジェノさんですよね？その他諸々ありがとうございました」
「いいよ全然、Aちゃんが無事で良かった！」
あれ、意外と照れてる。
いやそれより、冷静に顔面見たら言葉失うわ.....
すごく鼻が高くて美形だけど、笑うとクリクリな目が細くなってthe天使って感じ。よく考えたら私のどタイプな犬顔だし、、
JN「ところでAちゃん、もう一回言うけど、イケメンが降って来ますように、って言ったよね？あの時お願いしたよね？それが僕なの。わかる？」
じっと目を見てそう言われる。
ま、まあ、確かにイケメンとは言ったけれども.....。
JN「天使はAちゃんの願い事を一回だけ叶えることが出来るんだけど、りこちゃんがどうしても寂しそうだったから、願い事叶えちゃった！」
まあ本当は僕も会いたかったんだけどね、と照れ笑いを見せる。うわ、天使だ.......
「で、でも私、まだあなたのこと何も知らないですし、そもそもこんなミジンコみたいな奴なんかとジェノさんが、」
JN「はあ、Aちゃんって本当に自分の可愛さに気付いてないんだね、僕が運命の相手なんだから、壁作っちゃダメ！これからはジェノって呼んでね！敬語も禁止！」
ジェノさんあまりにも展開が早い、早いよ！！
知ってても運命の相手とか言わないで！！！
JN「あ、今ジェノさんって言ったでしょ。ジェノって言って！さん呼び禁止！」
「ジ、ジェノ................くん」
JN「ま、まあ、今回は許してあげる。よくできました」
次やったらお仕置き、とか言うジェノくん。本当に天使なのか？
なんか顔赤くなってるけどまあいいや。
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作者名：ララリ | 作成日時：2021年1月17日 14時
