【MSSP】私が生きている理由 (ページ14)

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名前ページ14

私が楽譜を眺めてる間あろまはベッドにずっと座っていた。

貴方「なんか全部見てる間に寝そうww」

あろま「寝れば？見るの明日にして」

あろまは自分の座っている隣を指した。

貴方「そうするかな」

時計を見るともう22時を過ぎていた。

貴方「じゃあ寝よっと」

私はあろまの隣に移動した。

あろま「･･･今聞くのもおかしいけど、お前さ俺のこと苦手だろ？」

確かにそうだ。
あろまと目をあわせるのが正直怖い。
今日もしっかりと見れてない。

貴方「･･･実を言うとそう。でもね嫌いじゃないんだよ！？」

あろま「じゃあ俺のこと苦手な理由は？」

いきなりで考えがまとまらない。

貴方「り、理由。たぶんあろまの言う言葉が今まで私が聞かされてきたのと同じだからだと思う」

あろま「そっか」

あろまは少し黙って考えているようだった。

あろま「じゃあお前が俺にしてほしいこと言えよ」

貴方「え？」

これまた突然で。

あろま「なんでも聞いてやるから」

貴方「じゃあ、私のことちゃんとAって呼んで」

あろま「本当にそれでいいのか？」

あろまはびっくりしたようで私に聞き返した。

貴方「うん。だって今まであろまが私を下の名前で呼んでくれたことってほっとんどないじゃん！」

今までずっとお前か廷瑠だったもん。

あろま「わかった。そのかわりAも俺らに本当のこと言えよ！？」

あろまは私の名前を言うのに戸惑っているようだった。

貴方「うん！もしかしたらあろまのこと苦手じゃなくなるかも」

その後私は寝たけど一つわかったことは、いつもよりあろまとの距離が近くなったこと。