【鬼滅の刃】【伊黒小芭内】絶対貴方を助ける

【38話】 ページ43

「あぁ、ありがとう。そこで同行する子には巳宵の補佐をしてほしいんだ」


巳宵の補佐と聞き、柱はまたも全員巳宵を見る。
そして一人声を上げる。


「お館様、それなら俺にお任せください」
「ありがとう、小芭内。じゃあ、お願いするよ。あと一人ほどお願いしたいのだが…あぁ、清志郎はだめだよ…他に任務があるからね」


伊黒の声に賛同して、立候補しようとした清志郎に釘を刺すお館様。


「一応清志郎にもこの事を伝えようと思っただけなんだ…すまないね」
「いえ、お館様！とんでもございません。出過ぎた真似を…」
「いや、いいんだ…。他にいないかな？」


また柱を見渡すお館様。
すると意外にも彼が声を上げた＿＿＿。


「…お館様、俺も行かせていただきたく…」


その場にいたほとんど、彼が声を上げたことに驚いた。
何故ならそもそもこういう時に彼は発言をほとんど＿いや、皆無と等しいほど＿しないのだ。

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