【鬼滅の刃】【伊黒小芭内】絶対貴方を助ける

【32話】 ページ36

さらに質問をすることで交流を深めていく。


「錆兎さまは何の呼吸を使われるのでしょうか？」
「俺も義勇と同じで水の呼吸を使っている…巳宵は、清志郎と同じ雪の呼吸なのか？」

やはり皆、清志郎と同じ雪の呼吸の使い手だと考えている。
しかし、巳宵には雪の呼吸の才能はないのだ。

雪の呼吸は巳宵を含めた累月家の血筋しか使うことができない。
だからこそ、巳宵にとって雪の呼吸の適性がないのは辛かった。

でも今は伊黒が教えてくれた蛇の呼吸を使い戦うことができ、雪の呼吸のわずかに使える部分との混合技も会得してきたので、自信がついてきたのだった。
だからこそ今は自信をもって胸を張って言える。


「いいえ…！私は蛇柱の継子です…！蛇の呼吸を使います…！」
「あぁ、そういえば、伊黒に継子ができたなんて噂されてたな…そうか！お前が…」
「……なぁ、鮭大根…食べていいか」


唐突に口を開いたかと思えば、鮭大根が食べたいという冨岡。
錆兎と巳宵は吃驚するが、一応お昼時といえばそうなので、賛成する。


巳宵は自分の鎹鴉に家にいるであろう、清志郎と伊黒に冨岡と錆兎と昼餉を食べることを記した走り書きを持たせ、届けてもらう。

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