【鬼滅の刃】【伊黒小芭内】絶対貴方を助ける (ページ32)

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【28話】＋タグ、報告(任意) ページ32

柱合会議は解散となる。
が、すぐに柱の方々に呼び止められる巳宵。
真っ先に呼び止めたのは意外にも彼だった。

「巳宵…また頼んでもいいか？」

鮭大根を頼んできたのだろうが、言葉が足りない。
一瞬何のことかと思う巳宵だが、思い当たるのは一つしかない。

「あ、冨岡さま…！分かりました。では、明日冨岡さまのお屋敷に持っていきますね。いつ頃お屋敷にいますか？」
「…昼はいると思う。夜、任務がある」
「はい、承知いたしました。では、お昼時に持っていきますね」

この前のように顔がいくらか明るくなる冨岡。
それほど鮭大根が好きなのであろう。

「あぁ…よろしく頼む……この礼はいつか…」
「いいえ、大丈夫ですよ。お気持ちだけで十分です」

巳宵のその言葉に一瞬何か言いたげな顔をするがすぐに答える。

「そうか…わかった。恩に着る…」

その一言だけを残すと颯爽とどこかへ歩いていった。
すぐにさっき挨拶をしていた女性に声をかけられる。

「あなたが噂の妹さんですか？」
「噂のかどうかは分かりませんが、累月清志郎の妹は私のことです」
「やっぱり！清志郎の妹か…清志郎は私の弟と仲良くしてもらっていてね。鬼殺隊でも仲はいいと思っているんだよ」

まさかの兄の知り合いで、ここでも清志郎の友好関係の広さに驚かされる。

「そうなんですか…！」
「あぁ、名乗るのを忘れてた……神無月末来です。よろしくね」
「はい。神無月さま、よろしくお願いいたします」
「あ、私、弟居るから、末来って呼んでくれると有難い」

さすがに柱なので名前呼びは失礼だろうが、姉弟なのでは仕方がない。

「末来さま…？改めてよろしくお願いします」
「あぁ、よろしくね。巳宵ちゃん」

その他の柱の方々にも話しかけられ、ほんの少しだが、友好を深めることができたと思う。

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タグ→#累月巳宵 #蜜璃ちゃんHappyBirthday
のどちらかのタグです(番外編後日談参照)

あと、清志郎視点の小説も作ったので良ければ！
【鬼滅の刃】オレはその笑顔が守りたい...