【15話】 ページ15
すると突然巳宵が口を開いた。
「……兄さま…あのね…私ね……鬼殺隊に入りたいの…」
「?!な、何言ってるんだ…いつ死ぬかもわからないんだぞ……」
「それでも…少しでも、悲しむ人をなくしたい…今まではあんまり深く考えられていなかったけど、
今回のことで身にしみてわかった」
唐突な巳宵の意志表現に薄々こうなることは感じていたが、実際言われるとうろたえてしまう。
だが、巳宵の澄んだ瞳を見て、これは言っても聞かないやつだと判断する。
「誰に育ててもらうんだ?…オレが言うのもあれだが、巳宵に雪の呼吸はあってない」
兄に断言されてしまい、わかっていたことだったが動揺してしまう巳宵。
「っ、それでも私にあった呼吸を探す…!なかったら作る…!」
「…雪の呼吸には合ってないが、巳宵の適性は水だ。水の呼吸の育てに頼めば…あるいは…」
「…でもね、今は兄さまと一緒に基礎訓練したい…わがままだけど…」
「そんなことない!オレと一緒に頑張ろう」
巳宵から頼られてかなり上機嫌の清志郎。
休憩も終わり、稽古の続きを始めようとしたところに伊黒が帰ってきた。
「伊黒!なぁ、聞いてくれよ!巳宵がな、鬼殺隊士になりたいって言ってくれて!…雪の呼吸には適性がないが、オレと一緒に基礎訓練したいって言ったんだ」
「…鬼殺隊士になりたいのか……」
清志郎の自慢話には目もくれず、そのフレーズだけを繰り返し確認するかのようにきく。
「はっ、はい……?」
「…なら俺の継子にならないか」
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累月巳宵 - 神無月未来さん» ありがとう〜!!未来ちゃん本人じゃん(笑 楽しみにしててね!! (2020年5月30日 16時) (レス) id: f03555d1dd (このIDを非表示/違反報告)
神無月未来 - 続き凄い気になる…! (2020年5月30日 16時) (レス) id: 1f47df09c5 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 他の柱との絡みみたいです…! (2020年5月30日 14時) (レス) id: f03555d1dd (このIDを非表示/違反報告)
泉 - 伊黒さん!!! (2020年5月30日 3時) (レス) id: 82d85a2aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:累月巳宵 | 作成日時:2020年5月30日 2時