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『起きろ。』
炭鉱付近の森に着いた
ここで馬車を止めて炭鉱までは徒歩で行くことになっている
気持ちよさそうに寝ていた彼等を起こしてから武器を確認する
起こされた彼等は一瞬状況を忘れたのか呆けた顔をして、血の気が引いたように顔が青くなった
zm「すまん、A･･･！」
『何に謝っている。寝たことか？それならば構わないからさっさと準備をしろ。』
他3人も何か言いたげな表情をしていたがはやくしろ、と再び催促するとすぐに手を動かし始めた
ゾムとコネシマ、ショッピが武器の準備をしている間にしんぺい神と話をする
『お前は馬車で待機だったな。』
sn「戦えないわけやないんだけど、怪我人を救うためにここにいるのに戦闘に参加してやられたら本末転倒やろ？」
『そうだな。馬車はお前に任せる。馬は動かせるな？もし何かあったら動かして逃げろ。』
sn「･･･分かった。」
『お前達、準備は出来たか？行くぞ。』
準備を終えたであろう3人に声をかけて森の中を進んでいく
3人はしんぺい神に声をかけてから私の後を着いてきた
もってきた方位磁針で方角を確認しながら足を動かす
夜の森は暗く、気をつけなければ簡単に転んでしまう
明かりをつければ楽なのだろうがそれでは敵に見つかってしまうからな
shp「これは純粋な疑問なんですけど、」
いつの間にか後ろにいたはずのショッピが横に来ていた
彼はこちらに視線を向けるわけずに言葉を発する
shp「貴方は、人を殺すことに抵抗はないんすか。」
急な問いに一瞬足を止めるがすぐに動かした
横目でショッピを見る
純粋な疑問は結構答えるのが難しい
『お前はどうなんだ。』
shp「ないと言えば嘘になります。でも･･･仲間のためならそこまで抵抗は無いっすね。」
『そうか。』
shp「だからこそ気になったんです。Aさんは仲間のためとか自分のためとかで殺してるわけじゃなさそうだから。」
まるで私のことを全てわかっているかのように言う
客観的に見たら彼らには私がそう映っているらしい
足を止めることなく進みながら答える
『それに抵抗を感じているのなら、私はお前達と出会わなかっただろうな。』
shp「…そっすか。」
人を殺すことに抵抗を感じるのなら始末人という仕事を続けることは難しい
それをする前提の仕事だ
始末人じゃなければあの日私は彼らの元には行かなかっただろう
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ライ - すごく面白いです！すごく大好きです！主さんのペースでこれからも頑張ってください！ (2022年3月27日 22時) (
レス) @page9 id: 9516bfdddc (このIDを非表示/違反報告)
千菜(プロフ) - 続編おめでとうございます！この作品リメイク前から大好きです！これからも応援しています！！ (2022年3月10日 0時) (レス) @page1 id: 4f425976bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らい | 作成日時：2022年3月9日 23時
