178話 ページ39
骨「主、平気か…？」
『はい！大丈夫ですよ！』
１回信濃様たちと皆の所に戻り、事情を説明した。
やっぱり、皆話を聞いて信じられない顔をしていた。まあ、あの薬研様がそんな事するわけないもんね。
すごく心配されたけど、もう痛くもないし、とりあえず他の人に当たってみようと決めた。
それで今、骨喰様と五虎退様と一緒に鯰尾様を探してる。
2人とも仲良いから、きっと鯰尾様もそんなに拒否らないはず。
鯰「あれ？兄弟、五虎退！！……と、主……」
うぅ……流石にメンタル死にそうっ。
五「鯰尾兄さん……っ」
あああ五虎退様、泣きそうにならないでっ？
てかまって、鯰尾様すごい形相でこっちに向かってきてるんだけど！？
鯰「ちょっと、弟泣かさないでよ！」
え、
『い、いや、私はそんな「五虎退、あっちに行こう？」っ』
鯰尾様まで…
骨「兄弟、主はそ「兄弟も」！」
鯰「主と関わらない方がいいんじゃない？
椿さんの方がいい人だし、俺的には今の主よりも椿さんの方に(ｶﾞｼｯ っ！！？」
『え、ほ、骨喰様っ！！？』
いきなり鯰尾様の胸ぐら掴む骨喰様。五虎退様も隣で驚いてる。
骨「…兄弟、いくら本心じゃなくてもそれ以降言うのは許さない。」
骨喰様……
五「…はっ！あ、主様、今です！」(ﾎﾞｿｯ)
『！！』ｺｸｯ
2人がいがみ合ってる間、五虎退様のフォローによって、バレないよう鯰尾様に近づいた。
『っ失礼しますっ！！』ｷﾞｭｯ
鯰「なっ！！？」
霊力霊力っ！！
鯰「は、離してください！！っ」
間近からみると瞳の色が濁っている。霊力を流すにつれて、濁りも無くなってきた。
これ、目が元の色に戻ったら直るのかなっ？ならもっと流さなきゃっ！
ﾌﾞﾜｧｰ
五「(っ！あ、主様の霊力が僕にまで伝わってきますっ)」
骨「(主…っ)」
鯰尾様が抵抗してるが、振り払われないよう必死に抱きしめた。
鯰「離してっ！！！！」ﾄﾞﾝｯ
『っ！！』ﾄﾞｻｯ
鯰尾に押されて、尻もちついた。
五「主様っ！！」
骨「主っ」
二人とも急いで私の方に駆け寄ってきた。
だが、それよりも鯰尾様の方が気になる。ふと見ると、少し放心状態になっていた。
濁った目の色が段々と輝きを取り戻し、やっと我に返ったのか、辺りを見渡した。
鯰「あ、あれ？主と兄弟、五虎退？？？」
〜〜〜っも、戻った！！！！
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作者名：めい | 作成日時：2020年7月4日 19時
