幼稚園児の弟と2人でブラック本丸に行きました！肆 (ページ23)

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162話ページ23

『ま、待ってよ！瑠衣！！』

追いかけようとしたらいつの間にかどっかに行っちゃった。

ど、どうしよ……

『…瑠衣』

こんな喧嘩初めてで、どうしたらいいかわからない…。

今は、1人にした方がいいのかな…。

一「おや、主殿。ここで何をしているのですか？」

『あ、一期様……はっ！！』

そうだ！！一期様ならもしかしたら分かるかもしれない！！

弟多いし、こんなことだってあったはず！！

『い、一期様！ご相談があるのですが…』

一「！はい、勿論です」ﾆｺｯ

隣に座ってくれた一期様にさっきの瑠衣とのことを話した。

『ーーー……こんな喧嘩は初めてで、どうしたらいいか……』

話を聞いた一期様は少し考える素振りをしていた。

一「なるほど…瑠衣殿は主殿を私たちに取られるのが嫌だと……」(苦笑)

『は、はい……』

一「…私たちのせいで瑠衣殿にも主殿にも迷惑かけました…申し訳ないですな。」

『え、そ、そんな！皆さんのせいではないです！！私がもっと瑠衣をかまってあげれれば…姉としてまだまだです……』

私は瑠衣も大切だけど、ここの皆も大切。でもこの考えが原因だとしたら、本当にどう仲直りすればいいか分からなくなる…。

一「私の場合ですが、大体は他の刀剣たちが弟たちを慰めてくれてますな。」

な、なるほど…。確かに喧嘩した張本人が話に行ってもややこしくなるだけだもんね。

一「ですので主殿、瑠衣殿は私に任せてください。」

『え、』

一「恐らくですが、今主殿が話に行ってもまた同じ繰り返しになると思います。

ここは主殿以外が行った方がいいかと。」

す、すごい姉弟喧嘩に巻き込んで申し訳ないけど、今のところ方法はこれしかないよね…。

よし。

『で、ではどうかよろしくお願いします！！』

ここは一期様に頼るしかない。