【そらる】嘘が好きなんでしょ？

＃15 ページ17

Aside
　
　
　
「....ん」
　
　
　
私のベッド....？
　
　
目からは涙が流れている。そういえば、私の話をして泣いたんだっけ
　
　
即座にベッドから降り、自宅から猫カフェへ移動すると猫と戯れている"そらるさん"がいた
　
　
　
「...あ、おはよう。そのまま泣き疲れたみたいだから、ベッドに寝かせたよ」
　
　
　
「それはどうも。」
　
　
　
「店も今日は閉めて、遊んでたところ」
　
　
　
猫はにゃーっと鳴いて、「楽しい」と言っているようだ
　
　
そんな猫に笑顔なそらるさんに、私は少し予想外
　
　
　
「あの、私を嫌いにならないんですか」
　
　
　
「え？だって、病気じゃ仕方ないし...そういう"彼女"の方が楽しそう」
　
　
　
「へぇ、彼女........彼女！？」
　
　
　
「言ってなかった？"ずっとそばに居て治すから、付き合って"」
　
　
　
きょとんとした顔で、恥ずかしさもなく言った
　
　
私は素直で純粋なその言葉に、少し赤くなるのを感じる。嘘つきにはキツイ
　
　
　
「き、聞いてないです/////！！」
　
　
　
プイッとそっぽを向いて言った
　
　

＿＿＿＿ああ、どんどん恥ずかしくなっていく/////

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