REPARO 3 ページ3
今日も騒がしい一日が始まる。
母親は何やら忙しく動き回り、双子のフレッドとジョージはトランクに荷物を詰めていた。
｢ふわ……ぁ……A、おはよう……｣
『おはようジニー。ほら、今日はチャーリー達がホグワーツに行く日だよ。早く起きないと置いてかれちゃうよ？』
まだ寝ぼけているジニーに声をかけると、はっとしたようで急いで飛び起きた
｢そ、そうだった！置いてかれるのはいや！｣
そう言った途端に、ジニーはバタバタと下へ降りて行き、用意をし始めた。
ジニーの部屋から出ると今度はロンの部屋へと向かった。
A達は双子だが、部屋は別々だった。
『入るよ……ってロン。起きて』
ノックをして入るとそこにはまだ寝ているロンの姿が。
寝息を立てて横になっているロンの側へ近づき、揺さぶる
『ロン。早く起きて。今日は四人の見送りの日でしょ』
そう声をかけるが、まだ寝ているようだ。
困っているとそこに、フレッドとジョージが入って来た
｢まだ寝てるのかい？そこのロニーちゃんは。｣
『そうみたいなんだ』
｢んじゃこれで起こそう。｣
フレッドは自分のポケットから笛のようなものを出した。
『それ何？』
｢一吹きでロンも起きるはずさ。あ、耳は塞いだ方がいい｣
ニヤニヤしながらフレッドがそれを吹くと、大砲のような大きい音が部屋中に響き渡った。
｢わぁぁぁぁ！！！？｣
驚いて飛び起きたロンは何なんだと辺りを見渡した。
｢そんな大きい音を出さなくてもいいじゃないか！｣
怒ったようにそう言う
｢ばーか。ロニーちゃんが起きないからだろ？｣
いたずらっぽく笑うとロンは不機嫌な顔をした。そしてジョージが思い出したように言った。
｢早くしないとママのお怒りを買うぜ？今は破裂寸前なんだ。｣
ロンは不機嫌な顔からみるみるうちに顔が青くなっていく。
Aはその様子を見て、少し苦笑いをする
フレッドとジョージと共にロンの部屋から出ると、下から声が聞こえた。
｢まだ終わらないの！？後、十分で出発するわよ！！｣
｢はーいママ！！俺達は準備終わったよ！後はロンだけさ！｣
フレッドがそう言い返すと、今度は階段を上がる音がしてモリーがロンの部屋に入って行った。
フレッドとジョージは下へと降り、Aは自分の部屋に行ってドアを閉めた
『後……一年。』
A達は来年で十一歳。
ホグワーツ魔法魔術学校へ入学できる年齢になる。
『……グリフィンドールか。』
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未完成な考察者(プロフ) - 新作の通知が来て飛んで跳ねて落ち着いたので見に来ました。初見ですけどすごい好きです (2022年10月24日 21時) (
レス) @page17 id: 660614e350 (このIDを非表示/違反報告)
oyz031(プロフ) - とても面白く永遠に読めてよかったです。続き待ってます。 (2022年10月23日 16時) (レス) @page17 id: b0d40fc9d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りばーれ | 作成日時：2022年8月12日 14時
