REPARO 13 ページ13
ゴイルがロンのそばにある蛙チョコに手を伸ばした。ロンは飛びかかった、が、ゴイルに触るか触らないうちに、ゴイルが恐ろしい悲鳴を上げた
スキャバーズか指に食らいついている。
鋭い小さな歯がゴイルの指にガップリとくい込んでいる
ゴイルはスキャバーズをぐるぐる振り回し、喚き、クラッブとマルフォイは後ずさりした。
スキャバーズが窓に叩きつけられるとすぐに、三人とも足早に消え去った。
ハーマイオニー・グレンジャーが間もなく顔を出した。
｢一体何やってたの？｣
床いっぱいに散らばった菓子と、スキャバーズのしっぽを掴んでぶら下げているロンを見ながら、ハーマイオニーが言った
｢こいつ、ノックアウトされちゃったみたい｣
ロンはハリーとAにそう言いながら、もう一度よくスキャバーズを見た。
｢違う…驚いたなぁ……また眠っちゃってるよ｣
『さっきの彼に会ったことあるの？』
ハリーはダイアゴン横丁での出会いを話した
｢僕、あの家族の事を聞いた事がある｣
ロンが暗い顔をした
｢『例のあの人』が消えた時、真っ先にこっち側に戻ってきた家族の一つなんだ。魔法をかけられてたって言ったんだって。パパは信じないって言ってた。｣
ロンはハーマイオニーの方を振り向いて今更ながら尋ねた。
｢何かご用？｣
｢三人とも急いだ方がいいわ。ローブを来て。もう間もなく着くって言ってたわ！三人とも喧嘩してたんじゃないでしょうね？まだ着いても居ないうちから問題になるわよ！｣
ロンはしかめっ面でハーマイオニーを睨みながら言った
｢よろしければ、着替えるから出てってくれないかな？｣
｢いいわよ＿＿＿＿＿みんなが通路でかけっこしたりして、あんまり子供っぽい振る舞いをするもんだから様子を見に来てみただけよ｣
ハーマイオニーはツンと小馬鹿にしたような声を出した
｢ついでだけど、あなたの鼻、泥がついてるわよ。気がついてた？｣
ロンはハーマイオニーが出て行くのを睨みつけていた。
もう外は暗く、深い紫色の空の下に山や森が見えた。汽車は確かに徐々に速度を落としているようだ
三人は黒い長いローブを着た。
「あと五分でホグワーツに到着します。荷物は別に学校に届けますので、車内に置いていってください」
汽車が完全に停車すると、押し合いへし合いしながら列車の戸を開けて外へ出る。
小さな、暗いプラットホームだった
夜の冷たい空気がAの頬を撫でる
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未完成な考察者(プロフ) - 新作の通知が来て飛んで跳ねて落ち着いたので見に来ました。初見ですけどすごい好きです (2022年10月24日 21時) (
レス) @page17 id: 660614e350 (このIDを非表示/違反報告)
oyz031(プロフ) - とても面白く永遠に読めてよかったです。続き待ってます。 (2022年10月23日 16時) (レス) @page17 id: b0d40fc9d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りばーれ | 作成日時：2022年8月12日 14時
