REPARO 11 ページ11
｢その呪文、間違ってない？｣
と女の子が言った。
｢まあ、あんまり上手くいかなかったわね。私も練習のつもりで簡単な呪文を試してみたことがあるけど、みんな上手くいったわ。私の家族に魔法族は誰も居ないの。だから、手紙を貰った時、驚いたわ。でももちろん嬉しかった。だって最高の魔法学校だって聞いているのもの……教科書はもちろん、全部暗記したわ。それだけで足りるといいんだけど……私、ハーマイオニー・グレンジャー。あなた方は？｣
女の子は一気にこれだけを言ってのけた。
ハリーはロンの顔を見てホッとした。ロンも同じく教科書を暗記していないらしく、唖然としていた。
Aの方も見たが、何も動じず、女の子の方を見ていた。
｢僕、ロン・ウィーズリー｣
ロンがもごもごと言った
『A・ウィーズリー。ロンの兄です』
Aはほがらかに言った
｢ハリー・ポッター｣
｢ほんとに？私、もちろんあなたのこと全部知ってるわ。参考書を二、三冊よんだの。｣
｢僕が？｣
ハリーは呆然として言った
｢まあ、知らなかったの？私があなただったら、出来るだけ全部調べるけど。三人ともどの寮に入るか分かってる？私、色んな人に聞いて調べたけど、グリフィンドールに入りたいわ。絶対一番いいみたい。レイブンクローも悪くないかもね……とにかく、もう行くわ。ネビルのヒキガエルを探さなきゃ。三人とも早く着替えた方がいいわよ｣
もうすぐ着くはずだから、と言うと男の子を連れて出て行った。
｢どの寮でもいいけど、あの子のいないとこがいいな｣
『凄く喋る子だったね。グリフィンドールに入りたいみたいだけど……』
「二人の兄さん達ってどこの寮なの？」
とハリーが聞いた
「グリフィンドール」
ロンが落ち込んだように言った
｢ママもパパもそうだった。もし僕がそうじゃなかったら、なんて言われるか。レイブンクローだったらそれほど悪くないかもしれないけど、スリザリンなんかに入れられたら、それこそ最悪だ｣
｢そこって、ヴォル…つまり、『例のあの人』が居たところ？｣
『ああ、そうだよ』
それから、ウィーズリー家の話や、日刊予言者新聞、クィディッチの話になった。
ハリーはクィディッチのことは何一つ知らなかったらしい
ロンが詳しく説明していると、またコンパートメントの戸が開いた
今度は、ヒキガエル探しの子達でもなかった
｢ほんとかい？このコンパートメントにハリー・ポッターが居るって、それじゃ、君なのか？｣
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未完成な考察者(プロフ) - 新作の通知が来て飛んで跳ねて落ち着いたので見に来ました。初見ですけどすごい好きです (2022年10月24日 21時) (
レス) @page17 id: 660614e350 (このIDを非表示/違反報告)
oyz031(プロフ) - とても面白く永遠に読めてよかったです。続き待ってます。 (2022年10月23日 16時) (レス) @page17 id: b0d40fc9d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りばーれ | 作成日時：2022年8月12日 14時
