混合短編集パート22

運命 本郷雫 ページ31

貴方side









やっと……やっとこの時が来た……！









私は本郷雫っていう男に監 禁されてもう何年たったか分からない









足には足枷が着いていて首には赤色の首輪……あいつの所有物っていう印……









私はアイツが寝ている隙に何度も何度も足枷を色んなもので削って外そうと試みた









それが今日、外れそうなの……！そして、今日はあのと男が家にいない……！









この時を何度夢見たことか……私は足枷が外れた自由な足を見つめて泣きそうになるのを堪える









早く……早く逃げなきゃ……、私はその一心で靴もはかないで……いや、元々靴なんてものは捨てられたけど……取り敢えず走った









走って走って走りまくった……ここがどこだか分からない……けどあの家の遠くに逃げた

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