104.まっすぐな男(from 川上) ページ10
《まっすぐな男(from 川上)》
YN｢Aは…？｣
ドアを開けたと同時に…ズカズカとユノは部屋に入ってきた…
川上｢まだバスルー…｣
人の話もちゃんと聞かずに…｢分かった｣と大真面目な顔をしてバスルームに向かった…
バスルーム……
そう…だから…まだバスルームなんだってば！？
川上｢ちょっと…ユノ…！｣
後を追ったけど…遅かったか…
｢きゃぁぁあ…！？｣
YN｢わぁ…ごめんっ！｣
真っ赤な顔をしたユノが…足をもつれさせながら出てきた…
川上｢ユノ…何やってんのよ…｣
彼女のことになると…冷静さにかけるのよねぇ…この子は…
YN｢だって…川上さんがっ…｣
ユノは真っ赤な顔をして…あたふたしている…
川上｢だからバスルームにいるっていったでしょ…！？｣
とりあえず…ノックをして…私がバスルームに入る…
そこにはバスタオルをあわてて巻き直したAさんが…呆然としたようにたっていた…
川上｢大丈夫…？ごめんね…私が勝手にユノ呼んじゃった…｣
まさかバスルームに突撃していくとは思わなかったけど…
部屋で待ってるから…と言って戻ると…頭を抱えたユノが…ベッドに腰掛けていた…
はぁ…とため息をつきながら…まだ顔を真っ赤にしている…しかも…タオルで鼻を押さえている…？
川上｢やだっ…鼻血…！？も〜…初めて見たわけでもあるまいし〜♪｣
中学生みたいね〜…と爆笑しながらユノの肩をバンバン叩いていたら…
ものすごく恨みがましい目でユノに睨まれた…
YN｢…初めて…見たんだよ…｣
ボソッと呟くと…ユノは…｢ああ〜…｣と呻きながら…タオルに顔を埋めた…
川上｢え…！？まだなの…！？｣
あ…また地雷を踏んだかもしれない…
ユノがジロッとこっちを睨む…
川上｢ご…ごめん、ごめん…あ〜大事にしてんのね〜♪さすが、ユノ〜！｣
ユノは…はぁ…とさらに肩を落とした…
YN｢川上さん…一時間ほど…席を外して貰ってもいいですか…？｣
急に真面目な顔をして…ユノはこっちを見た…まだ顔は赤いけど…
川上｢分かった…彼女…動揺してると思うから…よろしくね…｣
ユノはにっこりと微笑む…その瞳は…とても真っすぐだ…
Aさん…きっと大丈夫よ…そう彼女に今度言ってあげよう…
YN｢ありがとうございます…｣
と…ユノはゆっくりと頭を下げた…
105.教えてやるよ…(from YN)→←103.俺の彼女(from YN)
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 32人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：よーこ
| 作成日時：2010年11月16日 17時
