109.with me,eternally…(from YN) ページ15
《with me,eternally…(from YN)》
｢はい…｣
静かな部屋に…Aの声が…響いた…
Aはずっと…俺から目を逸らさず…｢はい…｣と…返事をした…
気付いたら…Aの手が…俺の左手を握っていた…
｢《約束》…ね…？｣
そういうと…Aは…俺の左手に…指輪をそっとはめた…
｢すごい…ぴったり…！｣
俺がおじいちゃんから貰った指輪は…Aの指に…
Aがおばあちゃんから貰った指輪は…俺の指に…
それは…最初から…俺たちの指にはめるために作られたように…
お互いの指に…ぴったりとはまった…
思わず目をあわせて…微笑む…
YN｢ぴったりだね…｣
お互いの左手を寄せあい…そこにはまった指輪を確認しあう…
これからずっと…一緒にいる…という証…
YN｢A…知ってた…？この指輪…｣
そういいながら…お互い指輪を外して…Aに見えるように肩を寄せる…
YN｢ほら…見える…？｣
あっ…とAが小さく声をあげた…
そこには…俺たちのおじいちゃんとおばあちゃんが…思いを託した言葉が彫られている…
《with me，eterally》
その思いは…何十年もの時を越えて…俺たちの思いと重なった…
｢ユノ…｣
Aはこてんと…俺の肩に頭をのせた…
YN｢今度さ…ここに…俺たち２人の名前…彫ってもらおう…｣
Aは…うん…と小さく頷いて…ぎゅっと俺の腕を握り締めた…
｢ユノ…もう一回…ちゃんとはめて…｣
Aは恥ずかしがりながら…左手を差し出した…
｢ユノのは…私がはめるから…｣
俺たちは…お互いの指に…もう一度…指輪をはめる…
《with me,eternally…》
それは…これからの…俺たち２人の願い…
幸せそうに…指輪を見つめるAを見て…俺は…気持ちがいっぱいになる…
YN｢A…愛してる…｣
これからは…ずっと一緒だ…愛してるよ…A…
何度もキスを重ねながら…
俺たちは…そのままベッドに…倒れこんだ…
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作者名：よーこ
| 作成日時：2010年11月16日 17時
