【華鬼】～もう一人の花嫁～ (ページ48)

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2人の鬼～主人公サイド～ページ48

華鬼と堀川先輩は瞳の色を変えて睨み合っている。。。

どうしよう。。。

この状況。。。

お姉ちゃんの所に行きたいけど下手に動くとヤバそう。。。

少しでも何かあったらすぐに目の前の2人動き出しそうだしな。。。

そう考えてた時だった。。。

【水羽】『A！大丈夫！？』

【光晴】『無事か！？』

【貴方】『士都麻先輩！水羽くん！』

この2人がやって来た。。。

高槻先生がこの2人に連絡をとってくれたんだろう。。。

【水羽】『Σ！？なんで華鬼がここにいるの？』

【光晴】『この状況なんやねん！？』

水羽くんに抱えられながら立たせてもらうあたし。。。

それと同時に士都麻先輩があたし達の前に出て守ろうとした。。。

それを見た堀川先輩は。。。

【響】『あーあ、邪魔が入ったか。。。

またねAちゃん！』

【光晴】『何が【またね】じゃ！クソガキが！』

【水羽】『光明、抑えて！』

堀川先輩が立ち去ると華鬼も無言で背中を向け歩き出した。。。

お礼を言おうと華鬼の所に走るあたし。。。

ぶっちゃけこんな奴にお礼を言うのは嫌だった。。。

だって。。。

ママンとお姉ちゃん傷つけようとしたし。。。

でも、結果的に助けられたのは事実。。。

だから。。。

【貴方】『ありがとう』

と伝えたのに。。。

彼は無視してスタスタ歩いていく。。。

Σえっ！？

【光晴・貴方】『『ちょっと待て！こらあああ～！』』

その声を聞いて気だるそうに振り向く華鬼。。。

【華鬼】『うるさい。。。なんだ？』

【貴方】『なんだはこっちの台詞だろうがよ！』

【光晴】『そうや！×②』

【貴方】『人が礼を言ったのにガン無視ってなんなん！？』

【華鬼】『話はそれだけか？帰る。。。』

そう言って本当に去ってしまった。。。

別に『どういたしまして』とか期待はしてなかったけど。。。

何！？あの態度。。。

あいつ。。。マジで死ね。。。

【光晴】『華鬼の奴一体何なんや！？』

【水羽】『さぁ。。。』

【貴方】『気まぐれでしょ？どうせ。。。』

この後、お姉ちゃんと高槻先生と合流するんだけど。。。

華鬼も華鬼で助けた？のは気になるけど。。。

それよりも堀川先輩が何処まであたしの秘密を知っているのかそれがこの先どうなるのかそれが不安で仕方なかった。。。