【華鬼】～もう一人の花嫁～ (ページ42)

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交渉～国一サイド～ページ42

朝。。。俺はそいつが来るのを学校の下駄箱付近に待機していた

来たか。。。

【国一】『お前だな？鬼頭の花嫁達に嫉妬してるのは？』

待っていた相手。。。

それは。。。

江島四季子。。。

【江島】『嫉妬って失礼ね！私の方が相応しいっていう事を教えようとしてるだけじゃない！何が嫉妬よ！』

それを嫉妬というんだが。。。

【国一】『俺と。。。手を組まないか？』

俺は交渉をした。。。

2人とはいえ花嫁を迎えたんだ。。。

鬼頭は。。。

下手をすれば鬼頭の足場が固まり誰も手出し出来なくなる。。。

前鬼頭が守り続けてきた地位をあんな男にやるものか。。。

あいつを苦しめるには、花嫁をいたぶるのが手っ取り早い。。。

沈黙していた江島が口を開いた。。。

そして。。。

【江島】『いいわよ！仲良くしましょうね？貢くん。。。詳しい話はまた後で』

ニヤァとして江島は去って行った。。。

あの様子からすると向こうも交渉相手を探してたかもな。。。

さて。。。

鬼頭の花嫁の2人の内1人は三翼の求愛を受けていてもう1人は特殊能力者。。。

流石のあの花嫁にも人間にはスペックを使わないはず。。。

だから江島を選んだのだが。。。

だが。。。花嫁達の近くには早咲水羽がずっと側についている。それに三翼の庇護翼6人も2人の花嫁を監視している。。。

今までに無かったことだ。。。

庇護翼は花嫁が学校に来るまでの間保護するのが役目でここに来たらその手を離れるはず。。

どうしたら。。。

まぁ、後で江島と相談することにしよう。。。