【華鬼】～もう一人の花嫁～ (ページ34)

今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:68,254 hit

現鬼頭と花嫁の不満～国一サイド～ページ34

スペックだと？そんな名前の能力なんてあるわけ。。。

だが俺はその力を受けたのは事実。。。

あの女、昨夜もそうだったが能力使うと色香が増していく。。。

気になるな。。。

先に歩いていた響を追いかけて森に来た。。。

【国一】『響！待てよ！何処に行くんだ？お前もあの花嫁達を見ただろ！？』

俺はさっき会った鬼頭の花嫁達の容姿の不満や昨夜の婚礼の不満を響に伝えた。。。

これで証明された。。。

あの男に鬼頭の名は重すぎたんだ。。。

【国一】『やはり、鬼頭の座は響！お前が継ぐべきだ！』

だが。。。

【響】『どうでもいい』

【国一】『どうでもいいって！？』

【響】『言葉通りだ。鬼頭なんて地位に興味はない！俺が今興味があるとしたらさっきの花嫁だな。。。』

【国一】『花嫁？どっちのだ？』

【響】『スペックの能力を見せたあの女に決まっているだろう！

あの女。。。能力を使った時に色香が増したな。。。』

【国一】『響も気づいていたか！？』

【響】『あぁ。。。そーいえば、昨夜の婚礼の時にあの花嫁が暴れたってお前言ってたな？国一』

【国一】『あ、あぁ。。。それがどうした？』

【響】『その時の事を詳しく教えてくれる？(ニコッ)』

【国一】『わかった』

俺は響にその時の事を説明するのだが。。。

【響】『へぇー面白いな。。。あの女(ﾆﾔﾘ)

その時使った能力は【時を止める能力】か【瞬間移動】のどちらかは知らないが。。。

色々な能力を持っているんだな。。。

手元においたらいい手駒になりそうだ。。。』

【国一】『花嫁は宝だ！そんな風に考えては。。。』

【響】『国一。。。さっき鬼頭の花嫁達に不満を漏らしたばかりじゃないのか？』

聞いてないようでしっかり聞いているんだな。。。

いや！

けして。。。響を疑ってる訳ではないんだ！

【国一】『そうだが。。。』

【響】『そうだ！いいこと思いついた』

【国一】『何をするつもりだ？』

【響】『求愛だよ』

【国一】『Σ何！？』

【響】『スペックホルダーの花嫁には鬼頭の刻印しかないんだろ？

もう1人の花嫁には三翼の印があるが。。。

あの女には鬼頭の刻印しか無いがあの色香。。。

面白いな。。。

あの女について色々調べてみるか』

【国一】『そうだな。。。』