【華鬼】～もう一人の花嫁～ (ページ17)

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婚礼準備～主人公サイド～part2 ページ17

ごみ以下の醜い塊そのものじゃねーか！(ﾊﾞﾘﾝ／鏡が粉々に割れる)』

カタ×②と震え出す花嫁達。。。

【貴方】『これ以上お姉ちゃんを侮辱するのなら許さない絶対に！失せな！』

花嫁達は今まで体験したことない恐怖を感じたのか涙を浮かべ出ていった。。。

扉が閉まると同時にお姉ちゃんを抱きしめた。。。

【貴方】『お姉ちゃん。。。ずっと辛い思いをしてきたんだね。。。大丈夫！今みたいなことがあったらどんな事があってもあたしが守るから！』

【神無】『う、うん。。。(泣きながらギュッ)』

二人で体を洗ってたら。。。もえぎさんがやってきて先程の事を知り謝罪をされたが彼女が悪いわけではないのに。。。

その後は、時間ギリギリなのか間に合わせの白無垢を２人して着させられ髪を整え化粧を施しエレベーターに乗って広間の前までやってきたら男が１人立っていた。。。

【？】『ようこそ、鬼頭の花嫁達！私は本日斎主を務めさせていただきます、渡瀬と申します』

渡瀬さん。。。この人も鬼なんだろうか？

【神無】『いわいの……うし？』

【渡瀬】『斎主と申した方が、通りがよいでしょうか。。。

鬼頭はどちらに？』

え！？あの野郎。。。まだ来てないの！？

もう来てると思ってたのに。。。

【貴方】『信じられない。。。』

【渡瀬】『はあ。。。参入は一緒にと！あれほどお伝えしたのに。。。』

そう言うと此方をじっと見る渡瀬さん。。。

【貴方】『。。。何か？』

【渡瀬】『流石鬼頭の花嫁達ですね。。。色香が凄い！さぞ悪夢をご覧になったでしょう？』

悪夢だと？今直面してるのが悪夢そのものだわ！

つーか、ここでも顔かよ！

【渡瀬】『式が小一時間ほど遅れています。主賓がいない挙式というのは例がありませんが、これ以上引き伸ばすわけには行きません！』

【貴方】『いや×②。。。双子でしかも同じ花婿迎えるっていうのも例にないと思いますが！

あたし達は望んでここに来たわけではないですし～！

はい！提案です！

あいつが来ないなら中止すればいいと思います！』

【渡瀬】『もう来賓は集まっているのですよ？今更中止なんてしたら。。。

鬼頭はよくは思われて居ませんからそれこそ何が起きるか分かったものではありません』

嫌われ者なのか。。。

あいつ。。。

暫くすると会場の入り口に到着し中に入ると式場にいた人達の視線が一気にきた。。。

ここにいる全員鬼なのかな？