【華鬼】～もう一人の花嫁～ (ページ2)

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移動の車の中～神無サイド～ページ2

今、【士都麻光晴】さんという鬼の使いさん？と一緒に何処かに行く車中にいる。。。

『迎えに来た』と言われこの人が鬼の使い？
らしい。。。

お母さん。。。

私が連れてかれても何も言わなかった。。。

いらないコだったのかな。。。？

あ、でも。。。お母さんから出る時に手紙もらったんだった。。。

なんだろう。。。？

今まで手紙なんて貰った事なかったのに。。。

どうして？

そんな事を考えていたら。。。

【光晴】『なあ、神無ちゃん。。。怖ないの？

【どこに連れていくんだ？】とか。。。

【華鬼は誰だ？】とか。。。

そーゆー質問な～んもないの？』

【神無】『どうして。。。？』

【光晴】『へ？』

【神無】『私そう聞いたほうがいい？』

【光晴】『いや、すまん。おれが連れてきといて、そんなん言うのおかしいな』

なんなんだろう。。。気になるけど。。。

お母さんから貰った手紙も気になるから。。。

鞄から手紙を取り出し読み始めた。。。

神無へ

あなたに手紙を書くのは初めてね。。。

明日、あなたの。。。いえ、あなた達は16歳のお誕生日ですね！

おめでとう！

【神無】『。。。えっ？』

【光晴】『どないしたんや？』

【神無】『あ、いえ。。。』

その続きを読み始めた。。。

お母さんは、嬉しくもあり悲しい気持ちでいっぱいです。

あなたは、覚えてるか分からないけど。。。

あなたには双子の妹。。。

Aがいるのよ。

覚えてる？

【神無】『A。。。あれ？写真が入ってる』

幼い頃の私ともう一人が写っていた。。。

あの夢に出てくる女のコに似てる。。。

そうだ。。。双子の妹がいた。。。

けど、幼い頃に離ればなれになってしまったんだっけ？

何故そんな事になったか詳しい事は私は知らない。。。

A。。。

ずっと私に会いたかったのかな？

だから夢に出てきてくれたの？

離れ離れになってずっと会わなかったもんね。。。

そしたら嬉しい。。。

私も会いたいよ。。。

たった1人の妹だもん。。。

再びお母さんの手紙を読もうとしたら。。。

【光晴】『最低やで！華鬼。。。

なんでこんなんなるまでほっとくんじゃ！16年間もなんで助けもよこさず見捨てておいたんじゃ！

女はな、愛でて育てるもんじゃ！華のように庇護するもんじゃ。それをあのバカ！怠りおったんじゃ！』

すると。。。

彼の瞳が鮮やかで冷淡な黄金の光に変わり。。。