恋、始めまして『染谷勇次郎』

ふぁいぶ ページ6

勇「で、何を作るの？」



貴「ハンバーグだよ。さあ勇次郎、これを」







私が差し出したものとは





勇「.....エプロン？.....」







そう、エプロンさ。白くて無地の




貴「着ても勇次郎は料理しちゃだめだよ！！旦那さんなんだから！！」






びし、と指をさすとますます首をかしげた勇次郎




勇「え.......じゃあなんで僕までエプロン着るの？」




えーと....それ聞いちゃうか？





貴「.......それはあれだ....その..........多分絶対なんか飛んでくると思うから.......その為の防護服的な....ね？」




勇「それ、命は保証しませんってこと？ていうか料理中に何が飛んでくるわけ」




貴「..........いやいや！？決して一回雑誌で見て生でエプロン姿を見たかったわけじゃたいから。ちゃんとそこのところよろしく」




勇「ああ、そういうこと......」






勇次郎は納得したように目を細めるとエプロンを着た




やべえ、似合う.....





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無事出来上がったハンバーグはなんとか形になった



味も自分で食べてみても........まぁ不味くはなかった



問題は勇次郎がどうだったか。だ




貴「勇次郎....その....大丈夫だった？」






恐る恐る聞いてみると勇次郎はけろっとした顔を向けた






勇「え？普通に美味しかったよ」







うわぁぁぁよかったぁ.....



モザイク。かからなかったよ今回は








ごちそそーさまーと手を合わせてお皿を片付けにキッチンへ向かった勇次郎









......ん、キッチン？





貴「まてえええい！！駄目だよ勇次郎！家事は主婦の仕事！！」




勇「っ！....え？」





貴「勇次郎は、お風呂入ってきな！ほらほら！」




勇「えー..........分かった....」









ぐいぐいと半ば強引にお風呂に連れていくとバタン、とドアを閉める




貴「.........よし、やるか」

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