さんじゅーうごー ページ36
貴「勇....次郎？...え？」
驚いた
お昼寝から起きた勇次郎を迎えるといきなり抱き締めてくるんだから
それも汗だくで。悲しそうに
貴「........」
勇「......ｯ..ｽﾞ」
しかも、泣いてる？
一体どうしたって言うんだ勇次郎
慌てる権利が私にはあるはず。けど......
.....なんか....怖い夢でも見たのかな.....
突然抱き締められて行き場を失っていた両腕を勇次郎にまわす
するとぴく、と動いて更に腕の力を強めてくる
今は、喋りたくないみたいだし。聞かないであげよう....
貴「.....よしよし...」
片手を勇次郎の頭にのせてそのまま撫でる
首に顔を埋められているので非常に撫でやすかった
.......それにしても....
勇次郎のこの汗....泣きっぷり....一体どんな夢を見たの......
嗚咽までこぼしはじめてもう涙で私の肩を完全に濡らしている
それに、何度も何度も私にすりよる。
まるで、私の存在を確かめるみたいに.......
.
........ああ、そういうこと
.
ーーーーーーーーーー
勇「.......ふ...ｯ....」
貴「.......大丈夫？」
そろそろ泣き終えた頃だろう
そう思ったのは午後2:30。約30分泣きはらしていたのだ、この子は
段々と嗚咽も涙も収まってきて。力が抜けたように私にもたれかかってきた
そっと体を離すと目を赤くさせた勇次郎が視界にうつる
頬に手を添えて、勇次郎と目を合わせる
貴「取り合えず座ろ？ソファーまで歩ける...かな」
勇「..........ん」
こく、と小さく頷いた勇次郎は私のエプロンをちょっとだけ掴んでソファーへ足を向ける
そしてあっという間にソファーについて、あっという間に勇次郎に抱きつかれた
さっきよりも強くて「おおぅ...」と情けない声が出る
肩にすっぽりはまっている勇次郎の顔をちらっと見ると泣き止んではいるようだが何だかムスッとした顔をしていた
貴「.....どしたの？勇次郎」
勇「.........き」
え？と聞き返すと
勇「好き」
と返ってくる
貴「うん...ありがと？」
へへ、と笑うと勇次郎はジロ、と目だけで此方を見始めた
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ゆい - 評価つけました！ところで「操」って読み方は”そう”か“みさお”のどっちですか？w (2018年12月1日 17時) (
レス) id: f8db7797b8 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ - 凛さん» いやあ、あれに勝るイケメンってもうないと思います(笑)でもそう思って頂けたのなら光栄です(´フ`)ゝ (2018年5月16日 22時) (レス) id: 995cf675ed (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 私も「恋をしよう」聞きましたけど、すごいイケメンでイケボでしたよねー！ソーダさんの作品も負けないくらいイケメンです (2018年5月16日 21時) (レス) id: 9ba27b7b63 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ - 凛さん» いやあ....凛さんすみません。お詫び申し上げます(_ _)ﾍﾟｺﾘ (2018年5月16日 0時) (レス) id: 995cf675ed (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ - まきびしさん» ありがとうございます。まきびしさん！！いやぁ.....そんなことないですから....全部私の願望ですし。.......でも『恋をしよう』がイケメンでした！！！ (2018年5月16日 0時) (レス) id: 995cf675ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソーダ | 作者ホームページ：
作成日時：2018年3月26日 16時
