10話 ページ10
【翌日】
久しぶりに学校にパッフェを連れて行った佐々木。
校内を歩いていると、黒い学ランの生徒が下っ端たちに連れられて屋上へ向かっているのが見えた。
貴女「何してんの？」
相良「相変わらず遅ぇ」
貴女「だからマイペースなの。
この子、軟高の子じゃん」
相良「知り合いか？」
貴女「いや、顔見た事あるくらい。
で、何でここにいるの？」
佐川「三橋と伊藤の代わりに金持ってきた。
まだ全額じゃねぇけど…、少しずつ払って行こうと思って」
貴女「お金…？あぁ、300万ね」
相良「いいねぇ！見せてみろや」
佐川「校門のとこで4人組に襲われてパクられた。
アンタがやらせたのか？」
相良「おいおい。盗っ人呼ばわりかよ。
A、俺様がそんな事するわけねぇよなァ？」
貴女「私今来たから知らない」
佐川「勘弁してくれよ！
みんなから預かった金なんだよ！」
もちろん盗まれたのは相良の作戦だと分かっている佐川は、何とか返してもらうように説得する。
しかし狂犬にそんな説得など意味がない。
すぐに下っ端たちにボコボコにされ、校門の前に捨てられてしまった。
そんな彼を心配し、佐々木は追いかけてきた。
貴女「えっと、佐川…だっけ？」
佐川「んだよ…。まだ、足りねぇのか…」
貴女「ううん。これで、みんなにお金返してあげて？
相良がごめんね。
とりあえず、止血だけするから」
足りるかわからないけど…
そう呟きながら、佐川の懐に金の入った封筒を入れる。
佐川「……」
貴女「お金返してあげて。
…それじゃぁ、私戻るから。
佐川も動けるようになったら早く学校行きな」
そう言い残し、佐々木は校舎へと戻って行った。
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あかね(プロフ) - (´･ω･`)さん» コメントありがとうございます!…なんか告白みたいですね笑 更新頑張ります！ (2019年9月26日 21時) (
レス) id: 6a4fa7f315 (このIDを非表示/違反報告)
(´･ω･`) - ずっと前から大好きでした…更新無理しない程度に… (2019年9月26日 17時) (レス) id: 03f6bf06e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかね | 作成日時：2019年9月24日 10時
