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48話 ページ48

相良「智司ィ、頭として言っちゃいけねぇセリフだったんじゃねぇか?」


片桐「そうだな、俺は降りる。
次の頭はテメェがやれ」


貴女「ちょっと片桐!」



ゆっくりと立ち上がりそう言った片桐に、佐々木も近づこうとした。


しかし、相良に命令された下っ端達が邪魔し、
片桐に近寄ることはできなかった。



相良「ありがとうございます。
期待に添える頭になりますよ」


片桐「もう要は済んだろ。消えろ」


相良「そうはいかねぇ、伊藤を預かる」


片桐「こいつは俺の最後の命令だ。
伊藤とAに手ェ出すな」


相良「もう命令は聞けねぇよ」


片桐「じゃぁ…、頼むよ相良」


伊藤「頼むことなんかねぇぞ!智司!!
自分のケリぐれぇ、自分でつける」



そう言いながらゆっくりと立ち上がった伊藤。


そんな彼の一瞬の隙を突き、1人の下っ端が殴ると他の人たちもそれに加勢し始めた。



片桐「おいやめろコラァ!
コイツは俺とタイマン張ったんだ!」


相良「仲間に手出されちゃシャレにならないねェ!!」


貴女「片桐ッ!!」



伊藤に襲いかかっている下っ端達を振り払っている片桐を、
相良が角材で殴った。


さすがは開久の元頭。


角材で殴られたにも関わらず、相良をしっかりと見据えていた。



しかし、いくら片桐と言えど、

伊藤とタイマン張った彼にはもう体力が残っていなかった。


片桐が地面に倒れると、下っ端達は片桐も伊藤も関係なしに殴り始める。



貴女「相良、こんなのダメだよッ!」


相良「テメェは相変わらずうるせぇな。

でも俺様優しいからよォ、お前のことNo.2にしてやるわ。


…A、期待してるぜ?」


貴女「期待…」



“期待”という言葉が、佐々木の中で木霊する。


片桐と伊藤を助けようとした佐々木だが、
相良の言葉で身体が固まってしまった。


そんな彼女にニヤッと笑い、相良は腕を引っ張ってその場を離れた。



下っ端たちに殴られ続けた2人は、しばらくすると気を失ってしまった。

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白雪 - 好き。 (2019年8月9日 22時) (レス) id: 03f6bf06e7 (このIDを非表示/違反報告)
いっちー - 続き見たい! (2019年8月9日 1時) (レス) id: 2169c2a8bd (このIDを非表示/違反報告)
Milky@ミルキー(プロフ) - めっちゃ好きです…!更新頑張ってください(*^_^*) (2019年7月30日 10時) (レス) id: 1a7b3850cd (このIDを非表示/違反報告)
白砂(プロフ) - やばめっさ好きやわー!!更新大変やと思いますが頑張ってくださいね!!!! (2019年7月26日 23時) (レス) id: 30dece3efd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかね | 作成日時:2019年7月11日 8時

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