開久にいる女2 【今日から俺は！！】 (ページ41)

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41話ページ41

__ガンッ

それを見たヘルメット男はイライラしながら、床をバットで殴った。

ヘルメット男「何がおかしい」

貴女「あー、ごめんごめん。
頭に会いたいんだよね？

連れてってあげるね笑
たぶんヘルメットくんは相手にもされないと思うけど」

ヘルメット男「お前は頭じゃねぇのか？」

貴女「私はNo.3だよ」

ヘルメット男「トップ以外に興味はねぇ」

貴女「はいはい笑」

教師「気をつけろよー笑」

貴女「春ちゃんも喧嘩に巻き込まれたからってやり返しちゃダメだよ？笑笑」

教師「だからやらねぇって笑」

ヘルメット男「早くしろよッ！」

貴女「あー、ごめんごめん笑
パッフェが怖がるからそんなに床叩かないで」

一刻も早く片桐に会いたいのか、

佐々木が少しでも春見と話すと急かす。

そんな彼を笑いながら片桐のところへ案内した。

片桐「A 春見のヤツ来てんだろ。
もういいのか？」

貴女「なんかね、この子が片桐に用あるんだって」

片桐「誰だそいつ。
新入生か？」

貴女「そうそう」

ヘルメット男「お前が頭か？」

片桐「だったらなんだ」

ヘルメット男「お前を倒して、俺がこの学校のトップになる」

「「ははははっ笑笑」」

ヘルメット男がそう言うと、先ほどと同様にそこにいる全員が笑った。

「君ならトップからかーなーり下のヤツでも多分負ける」

「そうそう！笑
Aさんに勝てねぇんだから、智司さんに勝てるわけねぇだろ笑笑」

ヘルメット男「うるせぇ！俺はトップとやりてぇんだ」

貴女「だってー。

……ってうわぁっ！」

片桐「……」

完全に油断していた佐々木の背後を狙い、バットを振りかざした。

しかし、それに気づいた片桐が間一髪で阻止するとそのままバットを振り回しヘルメット男を地面にねじ伏せた。

片桐「好きにしろ」

そう一言告げ、溜まり場を後にした。

佐々木と片桐がいなくなった溜まり場からは、ヘルメット男の悲痛な叫び声が響き渡った。