41話 ページ41
教師「お前バカじゃねぇの？！」
保健室で春見に事情を説明すると大声で怒られた。
貴女「うっ…、そんな怒らないでよ…」
教師「何でそんなヤツらに喧嘩売ってんだよ！」
貴女「売ってない！危ない雰囲気だったから！！」
教師「はぁ…。で、怪我は？」
貴女「ちょっと擦りむいたくらい。
あのね、パッフェはちゃんと護ったの！
だから怪我一つないよねー！」
パッフェ「わんっ！」
佐々木の腕の中でパッフェは不安そうな目を佐々木に向けている。
教師「パッフェのこと護ったんだな」
貴女「うん。動物には優しく」
教師「そういや そんな事も教えたな」
保健室に犬を連れ込むのは衛生的にどうか
と思う人がいるかもしれない。
しかしここは開久、
怪我をしても生徒が保健室に来ることはまずない。
ここ保健室は佐々木のテリトリーだ。
教師「片桐たちには言ったのか？」
貴女「言ったよー」
教師「まぁ、何はともあれAが無事でよかった」
貴女「春ちゃん…！
ごめん、春ちゃん。
私、女だから付き合えないよ」
教師「誰が女と付き合うかよ。
アホ」
貴女「ひどい！」
いつも通りの佐々木に春見は安心した。
何だかんだ佐々木はこの学校の人たちに大切にされているが、それに彼女自身気づいていない。
春見と話していると保健室のドアが開いた。
片桐が佐々木を呼びに来たのだ。
片桐「A 行くぞ」
貴女「あ、今行く」
教師「片桐、Aのことよろしくな」
貴女「もう！何でそんな事言うの笑」
片桐「あぁ」
貴女「ねぇ！無視！？」
教師「うるせぇな。
頭が呼んでんだから待たせてんじゃねえよ笑」
貴女「かしら？！
春ちゃん絶対元スケバン！！」
教師「ちげぇって。
ほら 早く行け」
春見は佐々木を押し出した。
廊下からは相良と言い合いする佐々木の声が聞こえる。
教師「みんなに大事にされてんの気づけよ笑」
そんな呟きは誰にも届かなかった。
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あかね(プロフ) - けーとせーばーさん» 遅くなりました。コメントありがとうございます！これからも更新頑張ります！！ (2019年7月7日 15時) (
レス) id: 6a4fa7f315 (このIDを非表示/違反報告)
けーとせーばー - やっほー！！これからも頑張ってね (2019年7月5日 6時) (レス) id: b099531090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかね | 作成日時：2019年6月22日 20時
