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「え、京本さん！？なんでここに..」
「それはこっちのセリフだ樹..松村とジェシーもいるじゃんかよ..」
「俺たちは飲み直しっス」
「樹が京本さん行きつけの店連れてってやるって」
こらえきれなかったため息をこぼす京本さん
声を発した男性の後方にいる女性たちがキャーキャー騒ぐ
あれ..あの女性たち、どこかで見覚えが..
そう思ったのもつかの間
騒いでた女性たちは私でもない京本さんでもない二人の間のテーブルに注目し、固まる
そばにいた男性たちも何事かと目をやり、固まる
色々頭が追い付かず、首を傾げる私に“Aちゃん”と呼びかける京本さんの声
「はい？」
「手」
「手？」
テーブルに目をやるとあらびっくり
京本さんの右手を、がっしりと握り占めている私の両手
そして先ほどの恐ろしい笑みとは違い、満面の笑みを浮かべる京本さん
慌てて手をどかそうとするも、頬杖ついていた京本さんの左手によって阻まれる
「き、京本さん..そちらの方は..？」
京本さんに、じゅり、と呼ばれた男性が震える声で問いかける
まずい。ただのお見合い相手なのに変な勘違いをされてしまう
誤解される前に何とかしなければ..！
「あ、あの！違うんです、私は..」
弁解しようと、声を発したその時だった
ガタン、と鳴る椅子の音
頬に感じたぬくもりと柔らかい感触
映る視界には、ポカンと口を開いて固まっている京本さんの知人様方と
グラスを拭いている状態で固まる宮館さんの姿
何が起こったか分かっていない私も、きっと彼らと同じような表情をしているのであろう
「Aちゃん」
名前を呼ばれ、振り向くと
椅子から立って、前のめりの体制で端正なお顔を私に近づけている彼の姿
京本さんはまた微笑んでから、更に顔を寄せてくる
今度は唇に感じたぬくもり
そしてほのかに鼻をかすめた、ライムの香り
「俺の将来のお嫁さん」
唇を離し、後方にいる彼らに向けてそう言う京本さんの表情は
酷く、優しい表情だった
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朔蘭- sakura -(プロフ) - ハルねこさん» ハルねこさんコメありがとうございます！なるほど、そういう手段がありましたか..！天才ですね(｀・ω・´)更新頑張らせていただきます！！ (2019年1月1日 19時) (
レス) id: a12974444f (このIDを非表示/違反報告)
ハルねこ - こんにちは！いつも楽しく読まさせて頂いてます！私は紅白リアタイ、ガキ使録画派です！これからも更新頑張ってください！ (2019年1月1日 17時) (レス) id: f507f19e2b (このIDを非表示/違反報告)
朔蘭- sakura -(プロフ) - 和香(わか)さん» (・Д´･ *)ﾎｫﾎｫ 早くデビューして欲しいわぁ〜。更新頑張るね！ (2019年1月1日 15時) (レス) id: a12974444f (このIDを非表示/違反報告)
和香(わか)(プロフ) - 私は紅白派だよ〜！私もカウコン発狂した笑デビューいつかな？更新頑張って！ (2019年1月1日 14時) (レス) id: d00ba15efc (このIDを非表示/違反報告)
まさき(プロフ) - 更新ありがとうございます！ (2018年12月23日 0時) (レス) id: 870f22a38b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔蘭- sakura - | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2018年12月17日 16時
