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☆
「一人で帰れる？」
『･･･おかか』
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目の前でバッテンを作って無理だと伝えると送ってくれると買って出てくれた。道中色々話を聞いてみたが彼は雄英体育祭で緑谷くんと色々あったらしい。こんな個性でもやっぱりヒーローを目指したい、そう言う彼の目は凄くキラキラしていた。
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『【君はヒーローになれるよ】』
「！」
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もう既に迷子という私を救ってくれたヒーローだからね(笑)･･･彼は照れ臭そうに頰を掻いて、そうかなと呟いた。私が全力で頭を振るとまた微笑んでくれた。呪術師の中にはヒーローを憎んでいる人が多いと誰かが言ってた。実際私はその目で見て来たし、五条先生の言う��腐ったみかんのバーゲンセール��は実際に起こっている真実だ。
脚光を浴びるヒーローを太陽と表すなら呪術師は影。太陽は誰からも感謝されるが影は言わば当たり前のような存在。【ヒーローには呪術師が付き物】･･･そう言われた上層部はヒーローとの関わりを断ったそうだ。事実である以上認めるべきなのだろうあの頭のお堅いお爺ちゃん達だからまぁ当然の行動かとも納得してしまった。
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「Aもヒーロー志望なんだよな？」
『しゃけ』
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太陽がある限り影はその姿を表し続ける。ヒーローが居るから万年人手不足の呪術師が社畜状態になるのだと昔は思っていたが今となっては別。ヒーローが居なければヴィランが蔓延る生きにくい世の中になるし、呪術師が居なければ今まで以上に死者が増えてヒーローの不審死も増えるだろう。用はお互いに背中を預ければ解決だと思うのだがそうは行かないのが現実だ。
傑くんは、前者だった。ヒーローも一般人も皆殺.して呪術師だけの世の中にする。有りっちゃ有りだが私はそれに従えなかった。それが善だと思えなかったから。もう会えない傑くんには申し訳ないがそう考えるのも一つの手であったことは肯定できるだろう。
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「じゃあ、また」
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手を振ると振り返してくれた人使くんはそのままランニングに戻って行った。仕事も終わったし･･･と部屋に戻ろうとドアノブに手をかけるとバン！！と音を立ててドアが開いた。勿論相手は恵で取り乱したのか服がぐちゃぐちゃだ。何処へ行ってたのかと問い詰められつつ勝手に行くなと人形のように抱きしめられつつ事情を説明したが「･･･男の匂いがする」と勘なのか当てられ、その日は一日中傍から離れてくれなかった。(･･･完全に犬だ)
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sou(プロフ) - 恵くんが可愛い♡♡愛しい♡♡ (2022年2月28日 13時) (
レス) @page23 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 不覚にもが、深くにもになっちゃってますよ……！ (2021年12月31日 2時) (レス) @page34 id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
ありす - 続編楽しみに待ってます！！ (2021年11月8日 13時) (レス) id: 1cf7d7e023 (このIDを非表示/違反報告)
魔灯 - 夢主かっこよ！！ (2021年10月28日 7時) (レス) @page44 id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 夢主カッケェな……………最高だわwww応援してます！！ (2021年10月26日 9時) (レス) @page44 id: 10782220d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夾
| 作成日時：2021年8月19日 20時
