誰よりも【正当】である。《side 緑谷》 ページ11
☆
『イズクはさ、ヒーローになりたいの？』
「う…うん！！！！！」
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ペラペラペラペラペラペラペラ･･･いつもの悪い癖が出てしまい、モルテくんを前にしても熱く熱〜くヒーローについて語ってしまった。しまった、といえば終止形だけどまさしくそのもの。終わった後で気付いた僕はまたもや謝り倒したけれど手遅れのようで彼は震えていた。
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『…はは、おもろ、っ』
.
怒っているよね？！そうだよね？！？！･･･と思っていたんだけど、違ったみたい。モルテくんは口元を隠しながら笑っていたんだ。初めて見る彼の笑顔は取り繕わない顔の時よりも一際際立っていて僕は彼に「大丈夫か」と問われるまでただボーッと意識を飛ばしているしかなかった。
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「ごごごっごめんね！うるさかったよね！！気を付けようとは思ってるんだけど･･･っ」
『いや、別に？好きなもの話してるだけなんだから気をつけるも何もないだろ、』
.
ん？
首を傾げた彼に変な言葉(文字にすれば「ゔ、」)が溢れてしまい自分としてもさすがに気持ち悪いなと思う中で彼はまた笑いを零した。綺麗な人だな、少し距離を取るべきなのかな、なんて偏見だけで物を語っていたけど彼も僕らと同じ【人間】なのだと実感させられる。
.
「そ、そうだね…ありがとう、その、モルテくん、」
『Aでいーよ。俺もイズクって呼んでんだし、』
.
さっきからだけど、
ナポリタンをつまみながら彼は話を続けてくれ、と呟く。でもそれ以上続けるのはどことなく申し訳なくて縮こまっているとモルテくん‥基…Aくんはその綺麗な笑みを貼り付け『･･･いくぞ、』とだけ零して立ち上がった。
.
「え、っと‥どこに？」
『…あはっ、センセーのとこ♡』
.
いくぞ、
彼は顔並みに整った手で僕の腕を引いた。僕もそこそこ力は強いとは思ってたけど･･･彼はそれ以上！いやなんかさっきから彼ばっかり褒めてる気が‥っ！いや別に悪くないよね！！事実だもん！！！うん！！！！うんうん！！！！！()
..
…ただし、食べ終わった容器とトレーを返すのを忘れていたので持っていくことを伝えると『ああ、自分で返すもんなのか。そっかそっか、･･今度から自分で持っていこ』と彼が呟いたのは気の所為じゃないんだろう。彼はやっぱり裕福な家の子なのかな‥それともやっやんっやんき‥とか？！どちらにせよ…面が良い！！！！(？)
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あんじぇ - 続いて欲しいです、、！ ハーツのみんなとか迎えに来て欲しい、、！！ (2023年4月10日 14時) (
レス) @page18 id: b2ea277b14 (このIDを非表示/違反報告)
ありす - いつか更新されるの待ってます！ (2022年3月7日 22時) (レス) id: 7b13a546d2 (このIDを非表示/違反報告)
フロイド大好き - ハーツラビュルのフロイド、、、ｗｗ最高ですｗ続き楽しみにしてます！！ (2022年1月1日 22時) (レス) @page17 id: 02079f421c (このIDを非表示/違反報告)
い - 最高です！男主くんのキャラも最強。。。 (2021年12月29日 19時) (レス) @page17 id: 9afd2abc65 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き(プロフ) - ヒロアカもツイステも好きでコラボしている小説を探してました。作者さんの男主君のキャラも大好きです！更新楽しみに待ってます(*^^*) (2021年11月18日 18時) (レス) id: da2e64dd7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夾
| 作成日時：2021年7月21日 17時
