9話 ページ10
.
「スタートは日向くん、伊月くん、水戸部くん、火神くん、黒子くんね」
ベンチでは監督を囲んでスタートメンバーが発表された。俺としては予想通り.....というか終わりまでこのメンバーでいくんじゃ、と思ってる
黒子くんが認識されないと言うトラブルはあったけどやっと試合が始まった。
「あっららら〜」
監督がそう呟いて難しい顔をしている。たぶん、選手のフィジカル面でも勝るところがないからだろう。そんな中開始そうそう黒子くんが相手選手からボールをとって火神くんへパスし、火神くんが思いっきりダンクを決めてリングの破壊してしまった
「すいません。ゴール壊しちゃいました。これじゃ試合にならないんで全面側のコートを使わせてもらえませんか？」
黒子くんが悪びれる様子もなく言うと、海常の監督は悔しそうに歯軋りした。そうして全面のコートで再開されることになり、黄瀬くんがコートに登場した。
「さ、俺たちは応援するぞ」
「お、応援.....コール.....」
ベンチ側は土田先輩から簡単な応援コールを教えてもらう。.....よかった、応援コールまともだった。氷帝コールみたいなのきたらどうしようかと思った。
「おおお、ダンク返し」
海常ボールから開始され速攻で黄瀬くんにダンクを決められる。向こうの先輩はゴールを壊すところまでお返しだったらしく壊せなかった黄瀬くんを蹴り飛ばしてる。だけど、全面用のリングが不気味な音を立てて揺れていた。これはどうみても
「黄瀬くんの方がパワーも上」
そこから、始まってまだ3分なのにハイペースな攻防が繰り広げられた。このままではジリ貧になる、と監督はタイムアウトをとり、ベンチに戻った皆は荒い呼吸を繰り返している。
「.....予想外のハイパースでもう効力を失い始めてるんです」
対策を考える監督に黒子くんは黄瀬くんには弱点がある、と言った上で自身の使うミスディレクションは40分試合フルでは使えないといった。俺は黒子くんのミスディレクションの効力がいまいちピンときていない。わかるし、黒子くん。
監督が黒子くんを絞めてる間にタイムアウト終了のブザーがなってしまった
「とにかく、ディフェンスマンツーマンからゾーンに変更！中固めて黄瀬くんきたらヘルプ早めに！
.....あと、場合によっては出てもらうわよ、橙山くん」
「.....え、なんで？」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 374人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ZERO(プロフ) - 話めっちゃ面白いです！！質問なんですが、もう更新はしない予定ですか？？ (2023年3月14日 22時) (
レス) id: 9cf90e2809 (このIDを非表示/違反報告)
ze0(プロフ) - 成類さん» 返事遅くなりました!はい同い年です! (2022年4月23日 6時) (レス) id: 66aa2da0c7 (このIDを非表示/違反報告)
成類 - 一つ質問なのですが、手塚や幸村、跡部たちと同い年ですよね？ (2021年8月28日 20時) (レス) id: 9f128687fb (このIDを非表示/違反報告)
ze0(プロフ) - プラタナスさん» コメントありがとうございます。そうなんです。テニス界は別次元すぎて...そこの境目が出過ぎないように楽しく書いていきたいと思います！面白いと言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年7月20日 8時) (レス) id: ca079dae55 (このIDを非表示/違反報告)
プラタナス(プロフ) - テニス界にいたならスタミナ切れで負ける事無いですし、ジャンプ力もネットの上余裕で超えれるので普通に強いプレイヤーですよね（笑）夢主がバスケとテニヌでの常識が全然違って驚いてるのが凄い面白いです (2021年7月18日 9時) (レス) id: 74d3bdb7ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゅうぶら | 作成日時：2021年7月5日 16時
