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2時間ぐらい寝てたみたい。
その間2人はずっと手を握っててくれた。
起きてすぐぐらいにジンとウォッカとベル姉も来てくれた。
『みんなごめんね。迷惑かけて。』
ベ「倒れた時には心臓止まるかと思ったのよ?」
ウォ「もう大丈夫なんですかい?」
ジ「てめぇは何やってんだよ。」
『うん、もう大丈夫だよ。ありがとう、ごめんね』
上手く笑えてるか分からないけど、自分なりの笑顔で答えた。
みんなは仕事があるらしくて少ししたら帰っていった。
ぼーっと外を見ているとコンコンとドアが叩かれた。
『はい、どうぞ』
ギム『なーんだ。元気じゃん?』
『元気ですよ。私は。』
ギムレットは私に近づいてきてナイフを私に向けてきた。
ギム「なんで生きてんの?さっさと死ねばいいのに。まぁ、もうジンは私の物だけどね?」
『だったら私を殺せばいい。ほら、さっさとやりなよ。あとジンは物ではない。よく覚えておく事ね。』
ギム「いいわ、殺してあげる。」
ナイフを振りかぶってきた。
私はゆっくり目を瞑った。
(みんなごめんね。最後まで迷惑かけて、もう傍に居られないみたい。ありがとう、私に居場所をくれて、大切にしてくれて、愛してくれて。私はみんなに会えて良かった。大好きだよ)
そしてギムレットが私のお腹に思いっきりナイフを刺した。
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作者名:朔弥 | 作成日時:2019年9月16日 19時