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時間切れ ページ35

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痛みに目を瞑って居たら、いきなり冷たい物が額に触った。



吃驚して顔を上げたら、いつの間にか首領の人が目の前に立って居た。



「凄い熱だ。知恵熱という訳ではなさそうだね」



手袋を外した右手がウチの額に触れたのだ。



『っ……うわっ!』



慌てて距離を取ろうと立ち上がろうとしたが、突然眩暈に襲われ崩れ落ちる。

首領の人がすぐに支えてくれたので、床に倒れる事は無かった。



おかしい。

自力で立とうとしても足に力が入らない。

それどころか体が怠くて目の前が霞んで来た。



「如何やら、そろそろ限界の様だね」



瞼が重くなって閉じ掛けた時に、ぼそりと首領の人が呟いた声が聞こえた。









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森Side


支えていた少女の力が完全に抜けた。

如何やら気を失った様だ。

ぐったりとした少女の体を、再度椅子に座らせる。



発熱の所為で額に薄っすら汗が浮かんでいる。

それと、赤黒い痣が部屋に来た時より広がっていた。



「寝ちゃったの?」



椅子の陰からエリスちゃんが顔を出して覗き込む。



「もう! リンタロウの話が長過ぎるから! 折角買い物行ったり一緒に遊んだりしたかったのにっ!」

「ごめんよ。買い物はまた次の機会にしようね」



頬を膨らませるエリスちゃんを宥めていると、部屋のドアがノックされた。



「首領、広津です」



ドアが開かれ広津さんが入って来た。



「連絡が来たのかな?」

「はい、此方に」



広津さんは私に携帯電話を差し出した。

受け取って耳に当てる。









「ご機嫌かな? 太宰君」





<森さん、Aちゃんを返して下さい>









開口一番、太宰君は低い声で云った。



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はるか(プロフ) - すみません、リクエストお願いします。何でもいいのでネコ科の動物に乗って夢主が、爆走するのを書いてもらえればうれしいです。よろしくお願いします。 (2018年6月20日 0時) (レス) id: 2bc02ca7fa (このIDを非表示/違反報告)
ココ(プロフ) - すみません、少し思いついたのでリクエストさせていただきます!夢主ちゃんと鏡花ちゃんが兎達とふれあってるほのぼのしたお話を書いていただきたいです!よければよろしくお願いします! (2018年6月17日 7時) (レス) id: 8afcf3da14 (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - RANAさん» 創作出来ました。リクありがとうございます! (2018年6月17日 0時) (レス) id: 1f1c692189 (このIDを非表示/違反報告)
RANA(プロフ) - 最新話みました!!めちゃめちゃ面白くて大好きです!!ありがとうございます!これからも頑張ってください! (2018年6月16日 23時) (レス) id: 4350057b28 (このIDを非表示/違反報告)
愛子(プロフ) - 蛞蝓さんで吹き出しました(笑)面白いです。更新頑張って下さい!応援してます。 (2018年5月23日 10時) (レス) id: 1d139961bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2018年4月22日 23時

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