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お迎え ページ17

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<一体何処に居るんだい? 今日は私と一緒に買い物をする約束だっただろう? あ、それとも待ち切れずに一人で出掛けてしまったのかい? ごめんよ〜仕事が立て込んでいて遅れてしまってねぇ〜>



ケータイからパパと名乗った男がつらつらと一人喋り出す。

周りの男達は静かに笑っていた。

やっと父親に繋がった、と喜んでいる様子だ。



……だけど、ウチだけ心が穏やかじゃなかった。

電話の向こうで娘に語り掛ける男の声に、聞き覚えがあったからだ。



「誰でも良いから助けて」とか思ったけど……



……出来れば他の誰かにしてくれないかな。



多分、ウチの今の顔色は真っ青で、冷や汗だらだらだと思う。



「やっと電話が繋がりましたねぇ〜」



ウチの気持ちなど気にする事無く、リーダーの男はケータイに向かって話し始める。



「今、お宅のお嬢さんを預かっている。無事に返して欲しかったら2億用意しな。それくらいお宅ならすぐ出来るだろ?」



最後に下品に笑い、周りの仲間も笑った。





すると、電話の向こうの男も笑った。

それを聞いてリーダーの男の笑いが止まった。



「何が可笑しいっ! 娘が如何なっても――」

<アッハッハッ……いやぁ済まないねぇ。金に目が眩んだ輩は扱い易くて助かるよ。それに、君達が滑稽で哀れに思えてねぇ……クククッ!>

「何だとっ!」

<――さて、そろそろ茶番も終わりにしようかな。エリスちゃんが飽きちゃったみたいだからね。ではA君、すぐに迎えも到着するだろうから大人しく待っていなさい>



「では、またね」と云って電話が切れた。



ツーツーと無機質な音だけが部屋の中を流れた。

リーダーの男はわなわなと肩を震わせて憤っていた。



「巫山戯やがってっ!!」



ウチの携帯電話が床に叩き付けられた。

そして、怒りの矛先がウチに向けられ様としていたその時――



部屋のドアが吹き飛んだ。



「な、何だっ!?」



全員がドアの方へ目を向けると、中老のおじさんが入って来た。



「失礼。娘を迎えに来た者だが……あぁ居るな」



おじさんはウチを一瞥して片手を挙げた。

すると、後ろから機関銃を備えた黒服の男達が入って来た。



「っ!? まさかこいつ等っ――」





「――娘以外に用はない」



さっと合図を出せば、黒服達が一斉に発砲した。



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禍狗の瞳→←電話の声



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はるか(プロフ) - すみません、リクエストお願いします。何でもいいのでネコ科の動物に乗って夢主が、爆走するのを書いてもらえればうれしいです。よろしくお願いします。 (2018年6月20日 0時) (レス) id: 2bc02ca7fa (このIDを非表示/違反報告)
ココ(プロフ) - すみません、少し思いついたのでリクエストさせていただきます!夢主ちゃんと鏡花ちゃんが兎達とふれあってるほのぼのしたお話を書いていただきたいです!よければよろしくお願いします! (2018年6月17日 7時) (レス) id: 8afcf3da14 (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - RANAさん» 創作出来ました。リクありがとうございます! (2018年6月17日 0時) (レス) id: 1f1c692189 (このIDを非表示/違反報告)
RANA(プロフ) - 最新話みました!!めちゃめちゃ面白くて大好きです!!ありがとうございます!これからも頑張ってください! (2018年6月16日 23時) (レス) id: 4350057b28 (このIDを非表示/違反報告)
愛子(プロフ) - 蛞蝓さんで吹き出しました(笑)面白いです。更新頑張って下さい!応援してます。 (2018年5月23日 10時) (レス) id: 1d139961bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2018年4月22日 23時

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