【文スト】噂の野良猫娘 ２

激怒した ページ16

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危ないと思った。





そして、勝手に体が動いたのだ。





遠くから乾いた音がしたと思ったら、急に胸が苦しくなって息が出来なくなった。





胸に赤黒い染みがわっと広がった。









……あ、撃たれたのか。









自覚した途端、力が入らず膝から崩れて前に倒れた。





お姉さんが支えてくれて、真っ青な顔でウチを見下ろしている。





何か叫んでいる。





でも、音が籠って何云ってるか聞こえないよ。





段々体が冷えて来た。





眠くなって来た。





目を開けて居られなくて、段々瞼が下がって行く。





ウチ、死ぬのかな。









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……あ、如何しよう。





折角、助けて貰ったのに、鼠達にお礼してないや。





他の子達ともルールを決めて約束した。





それなのに、ウチが真っ先に破っちゃったじゃないか。





これじゃあ、皆に怒られそうだ。









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その時、遠くの方で、獣の唸り声が聞こえた。









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ほら、早速怒っている奴が居る。









唸り声だけで、何云っているか分からないけど。









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兎に角、もの凄く怒っている事は分かる。



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