兄の面談 ページ20
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大きな建物に入ると、広い空間が広がっていた。
「遅いぞ、悟。８分遅刻だ」
低い声がしたと思えば、入って来た入り口が閉まった。
そして、奥の方へ目を向けると、ガタイの良いサングラスを掛けた男が座っていた。
男の周りには沢山の特徴的な人形が積まれており、
今まさに新しく人形を作っている真っ最中だった。
「責める程でもない。遅刻をする癖、直せと言った筈だぞ」
(おっさんが可愛いを作っているっ！！)
(……可愛いっ)
ギャップがあり過ぎる男に、悠仁とAは内心叫んでいた。
「責める程じゃないなら責めないで下さいよ。どうせ人形作ってんだから良いでしょ、８分くらい」
男の名は、夜蛾正道。
この学校の学長だ。
「その子が？」
「虎杖悠仁です。好みのタイプはジェニファー・ローレンス！ よろしくおなしゃすっ！」
(面談に好みの情報は要らないよ、もう……)
目の前に居る兄を見て、Aは恥ずかしくて顔を俯かせる。
「何しに来た？」
「ん…………面談」
「呪術高専にだ」
「……呪術を習いに？」
「その先の話だ。呪いを学び、呪いを払う術を身につけ、その先に何を求める？」
「何っていうか……宿儺の指、回収するんすよ。ほっとくと危ないんで」
「何故？」
「うっ……」
何やら雲行きが怪しい。
「事件、事故、病気……君の知らない人間が日々死んでいくのは当たり前の事だ」
「始まった」
『？』
予想していたのか、五条がそう呟いた。
「それが呪いの被害となると、看過出来ないという訳か」
「そういう遺言なんでね。細かい事はどうでもいいっす。俺は兎に角人を助けたい」
「ふん、遺言？ つまり、他人の指図で君は呪いに立ち向かうと？」
そう言いながら夜蛾は立ち上がった。
「不合格だ」
すると、夜蛾は右手をかざすと、隣に置かれた河童みたいな人形が立ち上がった。
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ムスビ - これからもアニメが完結するまで妹も頑張るを見ていきたいです更新頑張ってください応援しています (2021年3月11日 18時) (
レス) id: 7c4a754810 (このIDを非表示/違反報告)
影の黒猫 - 一つ目の白猫…?もしかして芥見先生？ (2021年2月28日 12時) (レス) id: 10484fbbe5 (このIDを非表示/違反報告)
エドワールド(プロフ) - ネコぱふぇさん» 細長い白猫の人形、、、一つ目、、、作者、、、うっ頭が！！ (2021年1月29日 16時) (レス) id: 47a0ed334c (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - さゆしゅんさん» コメントありがとうございます。応援ありがとうございます。今後ともよろしく！ (2021年1月17日 11時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
さゆしゅん(プロフ) - うひょー！！最高過ぎですっ！//// 更新頑張って下さい！応援しています！ (2021年1月17日 1時) (レス) id: fbdec2ab15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネコぱふぇ
| 作成日時：2020年12月28日 0時
