【呪術廻戦】こっち来んな呪術師！

似てないっ！ ページ48

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各々ラーメンを咀嚼しながら他愛もない話をした。

そんな中、店員さんが寄って来て俺等のテーブルに餃子を一皿置いた。





『ん？ あの、頼んでないっすけど？』



「これサービスよ。貴方達が餃子の取り合いしてたの厨房から見えてたから」



『あー……』





うわっ、滅茶苦茶恥ずかしい。

恥ずかしさの余り顔を俯かせていると、店員さんがクスクスと笑った。





「餃子くらいで取り合いになるなんて、楽しいご家族ですね」





「『はぁっ！？』」





店員の言葉に思わず声を上げると、向かいに居る男と声が重なった。





「あ、あれ？ 違ってました？」



『違う違う違うっ！！ 誰がこんなオッサンと親子っすかっ！』



「俺だってこんな餓鬼こっちから願い下げだ」



「す、すみませんでしたっ！！ 目元が凄く似ていらっしゃったのでてっきり親子なのかと……」





その言葉には、俺も男も席を立ちあがった。





「何言ってんだコラッ！」

『いやいやいや全然似てねぇですよっ！！』





ビシッとお互いに指を指した。





「どう見たって此奴の方が目付きが悪ぃだろうがっ！！」

『どう見たってそっちの方が目付き悪いでしょうがっ！！』










「テメェにだけは言われたくねぇよっ！」

『アンタにだけは言われたくねぇわっ！』





「お、お客さんっ！ お、落ち着いて下さいっ！」





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