【呪術廻戦】こっち来んな呪術師！

１年ぞろぞろ ページ23

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「はいお見舞い。元気そうで良かった」



『これ見て元気そうに見えんのか。それと、お前に絞められたこと忘れてねぇからな』





頭の包帯と腕の包帯を見せながら俺は言った。

頭部からの出血が凄かったのは覚えている。

俺を殺しにした男を殴り潰そうとしたのも。

夏油に首締められて落とされたのも鮮明に覚えてる。

あの時はイライラしてどうにも感情が抑えられなかった。





夏油から受け取ったフルーツを遠慮なく開いてバナナを食べる。

まったりとした甘みが口に広がった。

これ結構高い奴かな。





すると、横に居た五条が不満そうに声を上げた。





「俺の時と随分態度が違ぇじゃねぇかよ」



『手ぶらで来た奴が何言ってんだ。態度改めてほしいならメロン切って来いよ』



「分かった。おら口開けろ、このまま果汁100%で飲ませてやる」



『馬鹿野郎、折角のマスクメロンを果肉で食べないでどうする。おい止めろバカッ！』



「止めなよ悟。医務室にメロンが充満する」









「おいクズ共、医務室で騒ぐな」









捻り潰されそうになっていたメロンを間一髪救出した時、医務室のドアが開いて女子が入って来た。

ベッドの近くまで来ると、女子は俺の顔を見て口を開く。





「馬鹿騒ぎするくらいには元気になったじゃん。もう包帯取って良いかもね」



『お、おぅ』



「私、家入硝子。この二人と同期。よろしく」



『あぁ、須田誠一……この二人と同期とか大変だな』



「まぁな」



「おい」



「硝子、納得しないで」





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