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猫咲さんは、午後の試合の前半は宮城の強豪、青城のベンチにおったけど、後半である今は俺ら、稲荷崎のベンチに来た

猫咲「さすが高校生NO1セッターだね、宮くん」

宮侑「ほ、ほんまですか?!おお、っおおきに!あ、俺双子の弟いるんで…名前で呼んでもろても構いませんか?!」

猫咲「お、おぅ、わかったよ、侑くん…(元気いいな…)」


尾白「なんや?侑の奴、なにキョドッとるん…って、治?!ごっつ顔赤いで?!」

北「なんや?体調悪いんか?悪いならはよ言えや」

俺がそう言うと治は慌て始めた

宮治「?!ちゃちゃちゃっちゃいます!えと、これは…その…」

角名「あぁ、こいつら中学の頃に猫咲さんと全国であたって、コテンパンにやられてから惚れたらしいですよ」

尾白「そ、そういえば、そんなことを聞いたような気がするわ…」

アランがそう言いながら、遠い目をしながら見とった方に、治も駆け寄った


宮治「ね、猫咲さん!俺はどうでしたか!」

猫咲「えっと、おさむくん、だっけ?そうだな…侑くんとの息がぴったりだったけど、若干体が硬いように見えたから、もうちょっと楽に動いてみたらどうかな?」

宮治「はい!」


銀島「…俺、治が飯以外に対してあんな目ぇ輝かせてるん、初めて見ました」

赤木「すごい惚れっぷりやな…」



黒尾「…………」

亜くんはすごい、だから、いろんな人を惹き寄せる
それはきっと、素晴らしい才能なんだと思う、けど

絶対いい奴だけを惹き寄せるわけじゃないから、俺たちはとても心配している

孤爪「クロ、なにあっくんのこと見つめてるの?嫉妬?」

夜久「気持ちはわかるが、向こう睨んだってしかたねえだろ、山本も、稲荷崎に威嚇すんな、届いてねえぞ!」

山本「うぐっ、…だって、俺らのあっくん取られちまいますよ…」

海「大丈夫だよ、なんだかんだ言っても、亜くんは俺たちのことが大好きなんだから」

黒尾「ぶひゃひゃ!海が言うと説得力あるな!でも…





あの人にナニカしようって輩は、絶対許さねえぞ」

海.夜久「おぅ!」

孤爪「うん」

山本「おっす」

福永「……」コクリ



犬岡「なんか…先輩たちの目、据わってないか?」

芝山「き、きっと先輩たちにとって猫咲さんは、とっても大事な人なんだよ!」

灰羽「センパイたち、なんか怖いっすよ〜!」

犬岡.芝山「リエーフちょっと黙ってて!!」




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作者名:桜並木 | 作成日時:2020年6月6日 16時

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