【d!】自称未来人幹部ちゃんは今日も帰れないようです！

よんじゅはちー！ ページ48

『…………』
gr「食事が終わったなら、もう話すこともないから、出ても良いんだぞ？」
『いえ、お待ち致します』

突然、真顔で食事をしていた1代目の顔に、微妙そうな表情が浮かぶ。

何か失礼なことでもしたかな……？




gr「………君は、私をどう思っているんだ？」
『……と言いますと？』

gr「君の私たちへの態度は、いささか仰々しい気がしてね」
『失礼致しました。鬱陶しいようでしたら、二度としませんが……』
gr「そう、そういうところだ。」

？？？……わからない、どういうところだ？



gr「古くからの友人である、幹部の奴らはともかくとして……軍の兵士でそこまで下手に出た態度を取る者はいないぞ」
『これが私なのです、ご理解ください』


gr「私はまだ生きているのか？」
『はい。』
gr「ではなぜ私は総統を引退した？」
『それはご本人に聞かねばわからないことです』

gr「2代目はどうした？」
『………戦死いたしました。』

gr「3代目は今いくつなんだ？」
『………………19です』
gr「………なんだって？」
『3代目の総統はまだ19の若者です』

gr「君はその3代目をどう思っているんだ？」
『……………………お答えしかねます』
gr「なぜ？」
『……理由も含め、私の口からその質問にお答えすることはありません』

gr「そうか……」


突然、矢継ぎ早に飛んできた質問に、一気に冷や汗が湧き出た。

心臓の鼓動も少し早くなった気がする。





促されたときにささっと部屋を出れば良かった。


変に失言でもして、この国の未来が大きく変わることが無ければ良いけど……。

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