皆の絆は知っている

メールの内容 ページ4

〜上杉side〜

部屋のドアを開けると、顔からベッドの上に倒れた。

「つっかれたー。」

そういえば、最近、集合がかからない。
俺は、そんなくだらないガキ遊びみてーな会議は、興味ねーんだよ。
。。。って言いたいとこだが、結構楽しいんだ。
立花が、いるから、か？
ああああ。
こんなこと考えてる自分がむかつく。
こんな奴じゃねーんだよ、俺は。
黒木から、よくかけられる言葉が脳裏を横切る。

「素直じゃねーな、上杉。」

はあ。。
分かってんだよ。 それくらい。

フッっと、窓の外に目をやると、そこには、一輪の花が咲いていた。
どっかで、小塚に言ったことを思い出す。

「キレイな花をみると、ああ、これを持たせたら、可愛いだろうな、って思うんだ。」

小塚、いま、まさにそれだ‼

。。。。。
俺、いつからこんなんなんだ。
信じらんねー

携帯の着信音が鳴った。
チィッ、誰だよ。

宛名: 黒木 上杉 小塚 七鬼 美門

今日の休み時間、カフェテリアに集合だ。
久しぶりに、な。
絶対来いよ。
あ、アーヤはもう、家を出てると思うから、誰か、秀明で伝えとけ。
じゃあな。

探偵チームKZリーダー
若武 和臣

フッ、なんだよ、こいつ。
よくわかってんじゃん。
リーダーとか無駄なことを書くのがムカツクんだよ。
バカ武。
まあ、いい。
行ってやるわ。

。。。立花には、俺が伝える。
とか、言えるかバーカ。
はああ。。。

知らなかった!?→←立花家の謎

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す