今日:1 hit、昨日:54 hit、合計:322,396 hit
小｜中｜大
37 ページ38
カチ、コチ、カチ、コチ、
静かな病室に鳴り響く、無機質な針の音。
目の前にはスマホを弄っているA。
不思議と、その空間に居て気まずいという雰囲気は感じなかった。
逆に、この雰囲気が心地良く感じる。
「…………！」
そういえば、と思い少し俯いていた顔を上げる。
それに気づいたのか、首を傾げるA。
「どうしたの？京治。何かあった？」
「いや、ちょっとAに聞きたいことがあって。」
「？なあに？」
ずっと、聞きたかったこと。
何故今言うのかは自分にも分からない。
＿＿＿＿＿＿ま、いいや。
重く閉じていた口を開ける。
.
「_______Aってさ、なんでいつも死んだふりをして俺の帰りを待ってるんだ？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 797人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：＊フィラ＊ x他2人 | 作成日時：2015年2月17日 20時
