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一瞬、ニヤリと笑ったあと、俺はAに駆け寄りAの体を揺すった。
｢……Aっ！Aっ！起きてくれ！A！！｣
しばらく揺すると、Aは目を開けた。
｢ん……………けーじ……………？｣
｢Aっ！｣
Aはうっすらと微笑み、こう言った。
｢……京治………ごめんね。私、刺されちゃった。｣
｢見たら分かるっ！待ってくれ、今すぐ救急車を…………｣
｢待って｣
スマホを開き、救急車を呼ぼうとする俺の腕を掴む。
｢もう…………いいの…………私は、もう、間に合わなっ…………｣
｢Aっ！もう喋るなっ！｣
名前の口元からは、ありえない量の血が流れ出ていた。
「京治…………貴方の妻になれて…………良かった……………………」
「そんな事っ……………」
「さようなら……………また会おうね……………」
瞼がゆっくりと閉じてゆく。
「そんな…………っAっっ！！」
俺たち２人を呆然と見ていたが、ハッとなりAに駆け寄る木兎さん。
「あかーし………………Aが………………」
「木兎さん…………………」
.
「「ドッキリ大成功」」
「………………へ？」
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作者名：＊フィラ＊ x他2人 | 作成日時：2015年2月17日 20時
